ただの高校教師【呪術廻戦】

教師 IF ページ11

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本編には関係ない話
キャラの解釈違いとか起こしても責任は取らない
時系列？知らない子ですね
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もしもの話

……

いつもと変わらない時間だったように思える。

虎杖と伏黒と五条先生は真希さんに引き摺られてどこかに消えて、先輩方は声をかける前に何故かそそくさと消えていく以外は特に変わらない日だったと思う。
同じ高校生には思えない男、Aと2人で談話室で過ごして課題を教わっていれば休憩にしようかと何かを取りだしたかと思えば気になっていたケーキ店の新メニューでやるじゃん、と思ったのが数分前。

「美味しい！」

「ほんと？野薔薇が好きそうだなと思って買ってたんだ、喜んで貰えたら良かった。紅茶のお代わりいる？」

そう言ってカップに紅茶を注ぐ姿が様になる男とかそうそういない、ほんとに見た目がいいななんて思いつつケーキを口に運んだ。

初めて会った時はもっと他人行儀だったのに今じゃ野薔薇だなんて呼ばせてしまっているAは、何処までもAの事は明かさないくせにこちら事はいくらでも聞きだしていく。不思議な男だ。それでもAと一緒にいて不機嫌になることは無い、やっぱりこいつは私を絆すのが得意なようだ。

「ん、俺の顔になにか着いてる？」

「いや、顔がいいなと思ってね」

「ありがとう」

「そういう所よ」

ため息ひとつつくが何にも変わることはなく、ただAの笑い声だけが聞こえてなんだか言葉にし難い感情が溢れ出てくる、何だか怖くて、甘ったるいクリームに嫌な感情全部混ぜ込んで胃に流した。

……

「んん、疲れた〜！」

「お疲れ様、野薔薇は飲み込みが早いから教えやすいな」

「当たり前よ、でもアンタもよくこんなのわかったわね、普通こんな難しいの分からないわよ」

真希さんだって分からなかったのに。と続ければいつもと違って目を細めて嬉しそうに笑うもんだからすこし子供っぽいなと思った。

「可愛いわね」

「へ？可愛い…何が？」

「Aが」

「俺が！？」

「ふふ、そういう所好きかも」

いつもと見ない慌てたような、恥ずかしそうな顔を見て満足そうに笑えばAは目を逸らして頬をかいた。

「なんか、思ってたのと違うなぁ…」

「何が？」

「いや、なんでも」

やっぱり、いつも通りの日々に思える。


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夢主×野薔薇のつもりが逆になった話

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