４話 ページ4
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怖い、と抵抗しようと思っているのに力が全く入らない。声を出そうとしても掠れて言葉にならない。
一静はそんな私を見て微笑んだ。
「もう止めないから」
待ってと言う前に口を塞がれて開いたままの口へと舌を入れて舌を絡めさせる。
ザラザラとした感触が伝わり息も出来なくて頭がおかしくなりそうで無意識に涙がこぼれた。それでも一静は止めることなく寧ろ嬉しそうに目を細めた。
抵抗したいた力が抜けてされるがままになっていく。未だに舌が口の中を犯して息が出来ない、苦しい。もう意識がもたないと目を閉じようとししたと同時に寝させないとばかりに一静は体を離した。
「っはぁ…は、いっせ……っ」
「ディープキス初めて？ま、そうか。鼻で息するんだよ」
そう言いつつ手慣れた様子で私の服を捲し上げた。
「ｲｯ、ま、松川！！これ以上はもうダメだから、お願い、もやだから！」
必死に手を動かそうとするも一静は片手で私の両手首を押さえつけている。
あぁ、もうどう抗っても今の一静から逃げる事は出来ないと悟り、ふと抵抗する力を緩めた。
一静はそんな私をみて満足そうに笑った。
「優しくするから」
「どこが、優しいって…んぅ」
そのまま私は溺れていった。
……
ここからおまけ
「ん、ぅ……」
目が覚める。
何故か肌に布が直接触れる感覚がして疑問に思い身体を動かそうとするとそこで初めて抱きしめられている事に気がついた。
「え…？」
嘘でしょと抱き締められてる腕を解こうとすれば耳元に生暖かい息が吹きかかり身体が固まった。
「やっと起きた」
「な、松かっ……一静っ」
「寝言で名前呼ぶからほんと、またやる所だった」
そう言われてゾクリと背筋が凍り逃げようとするも鍛えられた男の力に叶う訳がなく抱き締められたままだった。
それと……
「お、ねがい……とりあえず服着させて」
「んーやだ」
なんでこんな事になってるのかはほとんど覚えていないが、私も一静も下着しか着てない状態で、肌が触れ合うのが恥ずかしすぎるし何よりこそばゆい。
なのに私の背後から腕を回し離れようとしない一静はなんとも思っていない様子でため息が出た。
その様子を見ていた一静がふと私に覆い被さるように跨った。
「ねぇ」
「っ……なに」
「好き」
唐突な告白に訳が分からずいれば一静は微笑んで私にキスをした。
「ね、そっちは？」
次はそちらだとこちらを見るから恥ずかしくて目を逸らした。
「好きです」
「俺も」
知ってる癖に
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作者名：あホッピー(￣^￣ゞ | 作成日時：2019年11月1日 21時
