現在、総統閣下の御前【ｄ！】 (ページ4)

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『僕、人なんてｺﾛしてないんだけどｫ?』

tn「正確にはその疑いがある、第一容疑者や。ほぼ確定モンやけどな。前日被害者と揉めたらしいやん？」

バサッと資料の束を突き出されてもｫ、下手に近づいたら捕まっちゃうよねェ。

そんなんじゃ確認のしようがないよｫ、不親切ｩ。

『逆に誰がいつﾀﾋんだわけｪ？僕の知り合いだったら分かると思うんだけどねｪ｡』

kn「ﾀﾋんだんは、お前んちの隣の宿屋の一家やで」

ｴ?お隣さん？

『れい、らｧ、、クンが・・・？(ﾎﾞｿｯ』

ﾀﾋんだｧ？・・・やｧ、そんなわけｪ｡

『キャハハｧ！ヘｪンなのｫ！』

お隣さんって聞いて、一瞬ビビったのが馬鹿みたいだよｫ。

sha「はぁ？人ﾀﾋんでねんで？なにがおもろいねん」

『あんなに刺されてもﾀﾋななかった彼がｧ、僕如きにｺﾛされるわけないじゃｧん。』

焦って損したよｫ。出鱈目じゃんかｧ。

胸を撫で下ろす僕に水を差した奴が一人。

zm「お前の隣の家は、リライフ家や。名前に覚えないん？」

ｴ､どうゆうこと？だって彼は【レイラー】って・・・。

gr「さっきコネシマが言った通り、お前の隣は宿屋や。お前がｺﾛしたのは紛れもなくそこのリライフ一家だゾ。」

ｴｴ、じゃあ彼は誰だったんだろうねｪ｡

首を傾げる僕に何を勘違いしたのか、厳しい顔をした書記長ｻﾏに睨まれた。

tn「人ｺﾛしてるんやで？覚えが無いとは言わせんわ。」

マア、ﾀﾋ体見つかってないんやけどな。

付け足されたその言葉にピンとくるものがあった。

ﾀﾋ体じゃないけどｫ、この話に関係してそうなモノ(？)見たんだよねｪ。

『ｱｧ！それなら僕知ってるよｫ。』

tn「ホンマか⁉そこ、案内せぇ！」

身を乗り出す書記長ｻﾏを見るにこの事件、進展が全然ないんだろうなｧ、と察する。

窓の外を見ると雲一つない青空｡

『勿論だよｫ。天気いいしｨ、この時間帯ならｧ、僕んちの庭で猫と戯れてるんじゃないかなｧ。』

一様に疑問符を飛ばす、国の重鎮に少し笑ってしまった。