「この流れで飲みとか・・・」(なんじゃ、文句でも？) ページ36
由依side
――配信後、リビングにて。
全員でテーブルを囲み、いれいすの準備待ちしている。
『やー、盛況だったね〜』
蓮「そうか？いつも通りだったろ。」
目がキマった蓮くんに否定されたので、きっとツッコんじゃいけない畑だったんだろうな。
ポンッと音を立てて、ワインの栓を抜き、皆のグラスに注ぐ。
今日は、じゃなくて、今日も僕以外ワイン。
ウイスキー美味しいのに、皆ワイン派なんだよ〜。
斗玖「空ちゃん早いよ！いれいす、まだ誰も入ってきてないけど、待たないの？」
空也「ええじゃろ、勝手に入ってきたらええわ。」
空也くんは、グラスから二口ほど口に含んだ。
蓮「何なら入ってこなくていいまで思ってるけどな。アレに気遣いとかいらないから。
ほら斗玖、乾杯」
斗玖「そーだった！カンパーイ！！」
そうそう。やっぱ、お酒は美味しく飲まなきゃね〜。
グイッとグラスを傾けると、喉に心地よく流れ込む液体。
やっぱこれだね〜。
お酒の美味しさに浸っていると、一応繋げてあったパソコンから幾人かの音声が聞こえてきた。
ないこ「すいませーん、俺らもういるんですけどー・・・。」
斗玖「あ、いたの。はい、乾杯」
仏「いや、ざっつ！！」
バレたか、っていう顔すんのやめなさい斗玖くん。
流れ的にバレバレでしょーが。
悠佑「あのー、りうらは家がどーので、初兎は・・・。」
蓮「あ、そーいうの無くていいわ。名前言われても分かんないし。要するにいないってだけだろ」
『蓮くん⁉それ言っちゃダメなやつ！』
空也「勝手に撃沈させちょけ。俺らには関係あらせん」
『容赦ねぇなぁ・・・』
仏「痛い(´；ω；`)」
『あはは・・・。ま、いっか〜飲も飲も〜！斗玖くん、グラス空いてるぞ〜？』
斗玖「げ、ペース早すぎ・・・」
顔を引き攣らせた斗玖くんに、縋る様な目で見られたがこういう日は飲まなきゃ〜。
悠佑「てか、まろって成人してたん・・・？」
『えー、法律違反は捕まるからヤですけど〜？』
ま、イギリスは16歳からだったし、日本的には全然違反案件だったけどね。
今はもう二十歳越えてるから、だいじょーぶだも〜ん。
蓮「つか、普通にお前らんとこで酒飲むキャラだろーが。未成年にやらせてたとしたらアウトだろ」
斗玖「んー？晒す？」
空也「そうじゃ、斗玖。やっちゃれ」
『面白くないし〜、却下！じょーだんキツイぞー！』
悠佑「冗談やと思えんかった・・・」
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作者名：葉瀬＠占ツクこみゅ以外停止 | 作成日時：2023年6月30日 11時
