次期魔王と指名手配犯 ページ9
「…………さかなをやいているのか？ 」
「ああ」
「まほうは、つかわないのか？ 」
「たまには手にこり作る。美味くなるぞ」
「たしかに、おいしそうにみえるな」
「お前の分もある」
「……っ！ そ、そうか！ 」
「美味しいな」
「やきざかななんて、はじめてたべた」
「そうなのか。味わったらいい」
「うん」
「……醤油と砂糖、塩、どれにしようか」
「しょうゆ、さとう、しお」
「聞いたことないか？ 」
「ない、な」
「醤油は伝統、砂糖は甘い、塩はお家の味だ」(＊適当です)
「さとうがいい」
「甘いものが好きか？」
「好物だ」
「そうか(デザート用意するか)」
「……かなりの英才教育を受けているだろう。才能も大きく影響あるが」
「…………」
「……(余計だったか！ フォローしなければっ！ )」
「よく頑張っているな」
「……っ！！ 」
「その年で椅子を作り出すのは難しいことだ。それを簡単にやってのけたんだ。
血のにじむような努力もあれば、眠らずに没頭したこともあったんじゃないか？
……たいしたものだ。よく、頑張っているじゃないか。偉い、凄い子だ(このままフォロー続けた方がいいのか……？ )」
「っ……、っっ……」
「休んだことはあったか？ ちゃんと休め。お前の身体は無限ではない。ならば、疲れるだろう。そりゃあ」
「……(え、どしたん、話変えよか？ えーっと)生活は楽しいか？ 」
「……、……」
「……楽しくないか。(まだ小さい子供なのになぁ)
ならば、壊してしまえ。(ちょっと過激だけど)壊せる限り壊して、自分の望む未来を作れ(後悔するぞ)」
「そんなの、できるわけない。むずかしすぎる」
「手遅れになってもいいのか？ 」
「っ！！ 」
「後悔しないように行動しろ。
人生は楽しんでこそ意味を発揮する。
自分のしたい通りに動けたらいいな(経験者は語るから)」
「……うん、」
「さ、焼けたな。もう一つ食べよう」
「…………」
＿＿「どうした？ 食べないのか？ 」
「……ぃっ、いやっ」
「どうしたのだ？ 満腹か？ デザートを先程取り寄せたのだが、」
「っっっ！！！ だッ、だれのためにだ？！
誰のためにだ？！ 」
「？！ お前だが。甘いものが好きなのだろう」
「！！！！！！！！ 」
「……どうしたのだ？ いったi」
「(ぼろっ)」
(え？ )
「うわあああああああ！！」
(？！)
「うわあああぁぁん！！！」
(突然の涙？？？！！！ エッ？！)
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ノルン(プロフ) - 面白い…好きです！更新待ってます！！ (2021年8月27日 21時) (
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作者名：さかな | 作成日時：2021年8月12日 21時
