指名手配犯 (*) ページ4
こんにちは☆
元人間で呪われたら魔女になり世界屈指の指名手配犯になったAだよ☆
驚いたよ。
お出掛けから帰ってきたら故郷が殲滅(せんめつ)。挙句に棒立ちになってたら犯人扱い。勘違いした人達に「許さねぇぇぇ！ 」って怒涛(どとう)の憎悪で未完成の呪いをプレゼント。
そして、我に返ったら一面死体の山。
え？ 人生ハードモードかな？ 困っちゃう☆
そうして取り敢えず逃げて数日を過ごしていたら最悪指名手配犯になってた。
……質問？ あぁ、指名手配犯なのに捕まってない理由？
まず私が世界でも指折りの魔術使いだから。
仮にでも呪いのおかげで、有数の魔女という称号がある。いや力はあるけどスタミナは無いから魔力あんまりつかえないんだけどね。
血吐くし咳で肺が死ぬ。
でも私は悪いことをしてないと思ってるし、捕まる気なんて一切微塵も無い！力は全て逃亡フリーライフに出し切っている。
話が逸れたけど二つ目の理由。
地上界は人間や亜人間(エルフやホビット等)、妖精、獣人、紛れて暮らす"何か”エトセトラエトセトラ…………特に沢山の種族が共存している。つまり、一番戦争がやまない。
他種族ともども猫の手も借りたいくらいの争闘と派閥、こんな無法地帯に指名手配犯を追う余裕なんてあるはずもなく。
互いに迫害が趣味で損傷を負い合い人々が泣く哀れな世界。
＿＿おかげで、私は捕まらずに済んでる。
ﾊﾟﾁｯ
火の粉が前を飛ぶ。
生命力に溢れた炎の手が手を伸ばし、香ばしく漂う食物を音を立てながら焼いている。
ボッチキャンプファイヤー。
お腹の音がさっきから鳴りっぱなしで主張が激しいんじゃ。はよ焼けてくれ、魚よ。
食べるまでの待ち時間が焦れったくて、奥の景色を見てみる。枯れた木々しか見えないけど。
私の周りには平らな土地と申し訳程度にに作った椅子が置いてある。
足元から食べているみたいにおおう木々が怖かったから、この焚き火を中心に粗い地面を丸ごとなぎ払った。(このくらいの魔力はギリギリ吐血しずに使える)
この真っ黒な森を真上から見たら、(探せるかも怪しいが)１箇所だけ乾色(かっしょく)の粒のような穴があいているだろうなあ。
ぼちぼちと思考する。
既に慣れた暇消しという作業である。
特に見張るものも無いので、オレンジ色に照らされている焼き魚に目線を直そうとした時
喜劇(悲劇) (*)→←一期一会 (＊主人公がいきなり出てきます)(gr視点)
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ノルン(プロフ) - 面白い…好きです！更新待ってます！！ (2021年8月27日 21時) (
レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかな | 作成日時：2021年8月12日 21時
