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白竜サイドです
アイツが初めてここに来た時、「ふざけるな」と思った。
この俺と同じクラスだと？
あんな女が？
ただの教官のお気に入りじゃないか。
なんで俺がアイツと特訓なんてしなければいけないんだ。
俺は認めない、……絶対に。
だけど俺は知っている。
自分がどうすべきかを。
アイツに合わせていればいい。
嘘さえついていればいい。
無駄に反発なんてすればどうなるか分かったものではない。
俺の代わりなんていくらでもいる。
必要とされなくなったら、身寄りのない俺など処分は楽だろう。
だから俺は努力してきた。
存在意義を作るために。
なのに。
アイツはいとも簡単にここに来た。
このくらいの特訓でへばるような奴が。
なのに、俺はなんだ？
そんな奴と、同じ？
自分の目指していた“究極”が近づくどころか、遠ざかっていくようにしか思えない。
絶対に、奴も、そんな俺も、認めないと思ったのに。
いつの間に、お前はそんなに深く俺の中に入り込んでいたんだろうか。
「自信無さすぎでしょ、白竜」
その言葉を認識するまでに時間がかかった。
そして、そいつの顔を5回くらい殴った。
雪乃はビックリするくらい早く、深く、俺のことを理解していた。
コイツが来てまだ四日目のことだ。
いつも通りコイツのテンションに合わせていたら、急に俺の核心を突くようなその言葉を投げかけてきた。
俺には自信が無かった。
幼い頃から愛されなかった自分が。
剣城に負けてしまいそうな自分が。
嘘ばかりついてしまう自分が。
どうして、コイツは分かったんだろう。
「私もさぁ、色々あるんですよ。そういう人って、どうにか誤魔化そうとする人と、どうにか誰かに気づいてもらおうとするんだよね」
特に白竜分かりやすく前者、と言って奴は笑った。
その顔があまりに綺麗で、泣きそうになった。
歯が浮くような話だ。
俺は奴にすっかり惚れてしまったらしい。
なんでこんなので惚れてしまうのかは俺もよくわからない。
多分、変わってるんだと思う。
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冷(仮) - 寝癖さん» 夢主ちゃんのテンションと白竜のテンションが面白いですww (2019年5月1日 14時) (
レス) id: 55c0f94613 (このIDを非表示/違反報告)
寝癖(プロフ) - あんこさん» 天然ではなくただ単にアホなんじゃないですかね奴らは(白目)面白いと言ってもらえるなんて……嬉しや (2019年4月20日 17時) (レス) id: 82142363f3 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - すごく面白かったです！主人公ちゃんと白竜めっちゃ天然wwww (2019年4月19日 15時) (レス) id: fd11080c18 (このIDを非表示/違反報告)
寝癖(プロフ) - 千本桜さん» ヘヘッ……ありがてぇ……なんかもう本当アホな話にお付き合いくださって誠にかたじけない(日本語)更新……冒頭は書いてあるんですけどねぇ〜〜〜〜〜〜(死) (2019年4月17日 19時) (レス) id: 82142363f3 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - めっちゃ面白い！！！！！！！！！！！！！！！！！！更新頑張ってください (2019年4月16日 20時) (レス) id: 90577ae9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寝癖くん | 作成日時：2018年12月13日 14時
