うるせえだまれ【イナズマイレブンGO 白竜】

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ある日剣城に唐突の告白をされた。

「俺此処出て行くンゴ」

殴った。
てへ。
いや、あまりにビックリしすぎて考えるより先に手が出てたよ。マンガでたまにあるよね。あれガチだったんだね。

「白竜には言わないでおいてくれないか」
「何故」
「面倒くさそう」
「なる」

確かに。

「嘘だよ教官に言われたから」
「何故嘘ついたし」

今の嘘いらなくない？
マジかと思ったんだけど
だって絶対白竜面倒くさいじゃん？？？？
もう想像つくもん、なんか泣いてなんでだなんでだって騒ぐの。

「なんでだろうな」

まあお別れくらい言いたいわな。

「しょうがないよ、ゴリラだから」
「その理由で何一つ納得ができない」

「でも、いつも通りのノリで聞いてくれて安心した、ありがとな」
「まあどうにもならないってことは知ってるからね、子供は大人に育ててもらう代わりに不自由なのが当たり前ですから」



聞いたところによると、剣城は最初は尖ってたそうです。
今の髪型もなかなか尖ってっけど。
だけど、割と今では笑うようになった。
感情を出すようになった。
私はこの剣城が当たり前だけど、白竜は苦笑いしながら話していた。
白竜もその手のタイプだったらしい。
……白竜尖ってるってなんか想像できねぇ

「……お前が入ってから、変わったよ。剣城も、俺も」

私にはそれが良い変化なのかは知らないけども、教官たちは気に食わなかったんだろうな。
だから、剣城を追い出すことにした。
剣城が元のようになるために。
白竜に、彼を憎ませるために。

「で、どこ行くん？？」
「雷門中」
「どこだよ」
「知らないのかよ」
「当たり前田のクラッカー」
「古い」

黙らっしゃい。

「サッカーの強豪校。俺は監視役」
「へー(棒)」
「興味ねぇなら最初から聞くな」

もう剣城のツッコミが聞けなくなるのか……待って剣城居なくなったらどうすんだよ誰もツッコまねえ無法地帯になんぞ。
何それ楽しそう。

「(申し訳ないけどちょっと楽しみかもしれない)」
「(不安だ)」

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