検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:403,061 hit

伝わる体温 ページ35

はぁ〜・・・と膝に手をついて体を前に倒して息を整えているジェジュンを
後ろを振り向いた姿勢のまま見て固まっている私。


YC「はい、ユノヒョンの負けね〜。
罰ゲームはまた今度〜♪」



ユチョンのその一言で、


"いや〜惜しかった"
"ユノヒョンは顔に出るんです"
"ヌナのカリスマ聞きたかった!んははっ!"


口々に言いながら夢の国の住人達は帰り支度をしている。




え?え?なにこれ?
なんでジェジュン?デートは?




JS「ヌナ〜!また遊ぼう!」
CM「チゲごちそうさまでした」
YH「ヌナ、またね」


次々にリビングを出ていくみんなは、
ジェジュンの横を通り過ぎる時に何か声をかけながら肩をポン、と叩いていく。




は?帰るの?
なんで?どうなってるの!?(汗)




まだユノから引いたカードを摘まんだままの私から
カードをひょいっと取ったユチョン。



YC「会いたい。って言ったでしょ?」


私の肩をポンポン、と叩いて


YC「自分に正直に。考えちゃダメだよ」



耳元ですっごく優しく囁いて、
無表情で突っ立っているジェジュンにぼそぼそ...と何か言って帰ってしまった。




ジェジュンが私をじっと見下ろしている。

状況が掴めない私は、まだ一人残っている弘人さんに助けを求めようとした。



弘「さ〜て、風呂入るかな。あ、Aちゃん今日はありがとうね。
ジェジュンは連れて帰って。」

「え・・あの・・でも・・・(汗)」



はいはい、荷物はこれね〜。とバッグを持たされ、ジェジュンと一緒に部屋を追い出されてしまった。



弘人さん達の部屋の前の廊下で隣に立つジェジュンを見上げると、
サラサラの髪が、前髪だけ汗で額にくっついている。



JJ「・・・ほんと?」

「え?」

JJ「会いたい。ってほんと?」




・・・え?誰に?




主語がないから分からない。

答えずにジェジュンから目を離せずにいると、



JJ「俺も会いたいって思ってた・・・」



見つめているキレイな瞳がだんだんと揺れてきている。

私はその瞳に吸い込まれるように一歩近付いて
無意識にジェジュンの頬にそっと手を伸ばす。




JJ「ずっと来てなくてごめん・・・」



頬に伸ばした私の手がジェジュンの手で上から包まれてキュッと握られた。



手から伝わる体温が熱くて、

ここにジェジュンがいる事を感じて、



"ジェジュンだ・・・"



そう思った瞬間、私の目から涙が零れた。

やっぱり不思議君→←会いたい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (376 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
524人がお気に入り
設定タグ:東方神起 , ジェジュン , 茉莉華   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

茉莉華(プロフ) - ユウさん» ユウさんありがとうございます!お返事遅くなってすみません!続き、更新中なので、是非お付き合いくださいね♪ (2013年8月18日 20時) (レス) id: c598bd5f2f (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 初めまして!ドキドキしながら見ました。続きも読ましてもらいます☆頑張ってください♪ (2013年8月5日 9時) (レス) id: 912442785b (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - あじゅさん» あじゅさんいらっしゃいませ♪続編もキュンキュン目指して頑張りま~す♪お楽しみに(*^^*) (2013年6月30日 22時) (レス) id: c0e78d8b9e (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - nayuhiさん» 初めまして♪もう少しお待たせしますが、JJの愛情たっぷりな作品を予定してますのでお楽しみに☆ (2013年6月30日 22時) (レス) id: c0e78d8b9e (このIDを非表示/違反報告)
茉莉華(プロフ) - みくさん» ありがとうございます!続編でも良かったら感想聞かせてくださいね~♪ (2013年6月30日 22時) (レス) id: c0e78d8b9e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:茉莉華 | 作成日時:2013年6月11日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。