妖怪が見えなくなってしまった最年少祓い屋少女 ＜夏目友人帳＞

転校初日 ページ6

キーンコーンカーンコーン…


西村「なぁ聞いたか？夏目！今日は転校生が来るらしいぞ！」

夏目「へー……転校生」

元気よく美青年に話しかける男子高生西村悟が夏目貴志に話しかけた
西村は妙にテンションが高かったそれもそのはずだ都会から来た女子という肩書きのようなものがある転校生というだけでテンションが上がるのにも関わらず、都会から来たとあれば少なくとも可愛い女の子を想像してしまう。
それが田舎の男子高生

そして待っていたHRが来た
案の定可愛らしい女の子が先生と共に教室に入ってくる。転校生である愛莉だ
クラスの男子も女子も可愛らしい転校生の見た目に目を引かれた

だが、教室の一番後ろにいる”見える”夏目は、また別の事に目を引かれた


夏目「(彼女が連れてるの………妖怪か？
まさか……取りつかれているのか)」

やがて転校生が黒板に文字を書き出す

愛莉「遊馬愛莉です」

それだけ言うとお辞儀をする愛莉
クラス中には何故か拍手が起こった


＿＿＿＿＿＿


「ねぇ！遊馬さんって何処から来たの？」


「綺麗な髪だよねー！どんな手入れしてるの？」

愛莉「横浜から来ました…。髪は、特に何もしてない」

「可愛いよね！遊馬さん！！前の学校では、みんな可愛かったの！？」

愛莉「ありがとう、ございます。。わりと…、みんな可愛かったです」

休み時間早々にみんなが遊馬に話しかける
そんな中、愛莉は教室の端で外を見ている男の子、夏目に目がいった

愛莉「………」

「あの子のこと、気になるの？」

愛莉「え、えと……」

笹田「私、笹田純。よろしくね。えと、愛莉ちゃんでいい？」

愛莉「……ええ、」

そんな感じで色々と話しかけられていると、あっという間に放課後になってしまった
帰路を歩いていると、橋の上であの外を見ていた男の子が何か騒いでいた
一人で…、

愛莉「あぁ、そうか…。あの子は見える子なんだわ」

確証は持てない癖に、そんなことを思った。
愛莉は彼を助けに行く

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