ヒューマンバグ大学 短編集＆反応編 0

結果 ※ヤンデレ 匂わせ オリオン ページ33

A視点


｢んじゃ！行ってくるぜ〜｣


ガチャン


オリオンが出て部屋は静寂になり、何とか出れないか策を考える。


………


………


［手錠を外し目の前にある扉から出る］という、シンプルな考えになった。手錠を外すのは簡単、扉に鍵が掛かっているなら別の所から出ればいい。


『......』ｶﾁｬｶﾁｬ


カチャン


『！、やった！』


これで外に出れば....でも油断は出来ない。


『何とかして出ないと.....早く逃げないと。』


下を向き手首を見て血が出てないかを“確認”した。


｢なに外してんだ、A｣
『え.....』

ﾄﾞｻｯ

『っ、なんで！？いつの間n』
｢いけないなぁ.....どーして悪い子になっちまうんだ？｣

『あなたには....！！』
｢まあいいや.....このまま....このままでずっといられたらなぁ｣


無表情のまま、オリオンは私の服に手を伸ばす。


『ひっ、いや！』


何とか抵抗しても爪を立てても、彼は動きを止めない。


『いやｯ、はな....して！』
｢.....ｶﾌﾟｯ｣

『いたぁ！？』
｢あー、涙が出て....怖くねぇぞ....｣

｢ただ.....暴れると痛くなるぞ？｣
｢ああ、そうだ！｣


《《明日は娘を連れて来るかならな》》


その言葉で私は、絶望をした。

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