ヒューマンバグ大学 短編集＆反応編 0

続き ページ18

A視点

外回りが終わり事務所に戻ろうとしたところに、数人の気配がした。多分....半グレなのでしょう、どうして私をつけるのかをお聞きしないと。

私はわざと裏路地に入り、隠れて気配の奴らが誰なのかを確認した。確認したのはいいものの、やはり彼らには面識がない。

【....もしかして、私を人質にして兄貴達の命を....？】
【いや、それならもう襲われても.....目的はなんでしょうか。】

南雲｢Aちゃーん！どこへ行ったんだー？｣
【！、南雲の兄貴！】
半グレ1｢て、てめぇは南雲ｯ！？｣
南雲｢おや？お前ら.....確かこの前かわい子ちゃんに悪さをした....また悪さ｣
半グレ2｢ち、ちげーよ！！今回は違う！！！｣
南雲｢ふーん？....まっいいや、Aちゃーん、どこにいるんだー？｣
『【この場に出ても平気かな....】.....兄貴！』
南雲｢！、Aちゃん！良かった！｣
半グレ1｢いたぞ！！｣
半グレ2｢捕まえろ！！｣
南雲｢そうはさせない、Aちゃん、後ろに下がっててね？｣
『かしこまりました。』

私は素直をに言うことを聞き、南雲の兄貴の後ろに下がった。奴らは私が目的で、南雲の兄貴に嘘をついてまで私を探していた。

あっという間に倒されて、逃げていった半グレの背中を見送った後、私は南雲の兄貴にお礼を言った。

『南雲の兄貴、ありがとうございます。』
南雲｢いいんだよ、それと.....今夜はどう？飲みに行かない？｣
『そうですね.....【兄貴には今回助けてもらった恩があるし.....今回は行こう。】』
『今夜でしたら、構いませんよ。』
南雲｢！！、本当かい！？｣
『はい、本当です。』
南雲｢ｯ〜、今夜は絶対に楽しませるからね！｣
『....ふふっ、分かりました！』

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