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ーーカチ、カチ、カチ。
なんだろ、この音。
時計の音か。
目の前は、暗い。で、天井が見える。
え。
ここ、どこ？
私、体を起こした。
私、周りを見回す。
アパートのワンルームって感じ。シンプルな部屋にビリビリに破けた青っぽいカーテン。
白い壁には、所々、穴が空いている。
床に転がった柄物のTシャツ。
…迷彩柄、ヒョウ柄、般若がついたTシャツ。
この派手派手しい趣味、誰かを思い出す。
そして、ふと下を見ると。
そこには。
鼻血を出した相良くんが、床に転がっていた。
「ええっ！」
これは一体、どういう状況…。
待て待て。
私、さっき相良くんに窓から落とされたよね？
それが、なんで。こんな部屋で寝ているの？しかも、鼻血を出した相良くんの隣で。
次から次へと疑問が湧いてきて、軽いパニック。
その時、
ガタッとドアが開いて。
「おう、起きたかA。」
部屋に片桐くんが入ってきた。
やっぱりデカい。部屋が狭く見える。
「片桐くん、これ、一体・・。ってゆうか、ここどこ？」
「ここは、そいつんちだ。」
と、鼻血を出して寝ている人を、顎でさした。
ええ。
ここ、相良くんちなんだ！
「お前を受け止めた後、相良を一発殴っておいた。」
窓から落ちた私を、片桐くんが受け止めてくれたみたいなんだけど。
残念ながら、私、気絶していて、覚えていない。
片桐くん、ベッドの横にあぐらをかいて座った。
「ありがとう、助けてくれて。」
私が礼を言うと、片桐くんは、少し笑った。
「相良もさ。俺が下にいるのわかっていて、やったんだぜ。」
「え？」
「本気でお前をヤろうとしたわけじゃねぇからよ。だからと言って許される訳じゃねぇけどよ。」
「…。」
「あいつ、家、複雑なんだ。だからあんなになったけどよ。根はいい奴だからさ。」
「…うん。」
「あいつの事、頼むわ。」
「…うん。」
片桐くんは、「じゃあな。」と、カップラーメンの入った袋を置いて、帰って行った。
片桐番長、めちゃくちゃイケメンじゃん。
あれはモテるな。
「さてと。」
私、お腹すいた。
カップラーメン食べたい。でも、お湯はどこ。
相良くんは、まだ動かない。ちょっと白目向いちゃってるし。
どうしようかな。起こした方がいいかな。
でも、また窓から落とされたら嫌だし。
このまま相良くん放置して、帰ろう。
悪いけど。
あんな事されたんだから。
暗い部屋に1人転がる相良くんに手を振ると、
私、玄関に向かった。
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ahirusansan(プロフ) - 良ちゃんさん» 待っていてくれたなんてー！嬉しい！頑張ります＾＾ (2019年2月14日 12時) (
レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - 更新まってましたー！相良くんの嫉妬ぶりが可愛いすぎる (2019年2月12日 8時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan(プロフ) - まっぴさん» 何をされているんでしょうね・・きっと相良くんが予想出来ないくらいの、大人なあんな事やこんな事ですね笑 (2019年1月30日 16時) (レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan(プロフ) - tsukika050101さん» ふっふっふ。暗闇で何をされているんでしょうね・・笑 ご想像にお任せします笑 (2019年1月30日 16時) (レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
まっぴ - せんせー何してるのか気になるー！！！ (2019年1月30日 12時) (レス) id: 3a7b5709d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ahirusansan | 作成日時：2019年1月7日 16時
