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私、さっさと授業の準備を終え、相良くんを連れて職員室を出た。
「バレなかったよね？」
私、内心めちゃくちゃドキドキした。
「・・お前さ。いつもああやって、準備してるのかよ。」
「うん、そうだよ。どうせみんな聞いていないだろうけど。一応ね。」
私、笑う。
「・・そうか。」
相良くん、さっきの職員室の時の、威嚇している顔とは違って。
真面目な表情で、呟いた。
ガラッ。
教室の扉を開けたけれど。
ハイ。
もちろん。誰もいない。
「みんな溜まり場かな。」
「行こうぜ！」
相良くん、サッサと歩き出す。
「ちょっと待って待って！」
私も引っ張られて、歩き出した。
溜まり場には、誰もいない。
「・・どこ行きやがった。サトシもいねえし。」
「どこかに喧嘩しに行ったんじゃないの？私達、遅刻したから乗り遅れちゃったね。」
と言いながら、内心ホッとする私。
だって、こんな繋がっているのに、喧嘩なんて無理。
すると、相良くん。
「喧嘩してえな。探しに行こうぜ！」
なんて言い出す。
「いや！無理！手錠の事、忘れないでよ。相良くんが殴るたびに、私、吹っ飛ぶわ！」
「なんだよ。お前いたら喧嘩も出来ねえのかよ。」
相良くん、めんどくさそうに私を睨んだ。
私のせいじゃないよ。君の下っ端くん達のせいだからね。
「どうやって時間潰す？」
「じゃあ、ここでイチャつくか？」
相良くん、ソファを指差して、ニヤニヤする。
あ。やっぱ私の『中身』じゃなくて『体』に興味があるみたい。
がっかり。
「それは、無理。」
「チッ。鍵なんていらねえよ。これで叩き切ってくれるわ！」
相良くん、割れて尖った鉄パイプを持ってくる。
なんで学校にそんな物騒な物あるの・・。
「動くなよ、A。」
「えっ」
「動いたら、頭から血吹き出すからな！」
相良くん、尖った鉄パイプを振りかぶった！
「こわっ！」
私、ぎゅっと目をつぶった。
キーーーン！！
すごい音がした。
「よっしゃ、切れた！」
相良くん、悪そうな顔で笑う。
そして、切れた鎖をジャラジャラと揺らして、私に見せた。
まだ手錠自体は付いているけど、鎖が切れただけで、大満足。
「ありがと。これで無罪放免ね。」
私、スキップしながら、溜まり場を出ようとした。
「おい、A！」
「なに？」
振り向くと、相良くん。バツの悪そうな顔で立っていた。
そして、
「俺、楽しかったわ。お前といるの。」
と、小さな声で言い、去っていった。
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ahirusansan(プロフ) - 良ちゃんさん» 待っていてくれたなんてー！嬉しい！頑張ります＾＾ (2019年2月14日 12時) (
レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - 更新まってましたー！相良くんの嫉妬ぶりが可愛いすぎる (2019年2月12日 8時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan(プロフ) - まっぴさん» 何をされているんでしょうね・・きっと相良くんが予想出来ないくらいの、大人なあんな事やこんな事ですね笑 (2019年1月30日 16時) (レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan(プロフ) - tsukika050101さん» ふっふっふ。暗闇で何をされているんでしょうね・・笑 ご想像にお任せします笑 (2019年1月30日 16時) (レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
まっぴ - せんせー何してるのか気になるー！！！ (2019年1月30日 12時) (レス) id: 3a7b5709d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ahirusansan | 作成日時：2019年1月7日 16時
