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ああ…おトイレ行きたい。
でも、トイレに行くには。コイツの許可が必要だ…。
私、床に寝転がって漫画を読んでいる、銀髪の男を見た。
私の右手と、彼の左手は繋がっている。
…手錠で。
「ねぇ…相良くん。」
「…」
「ねぇねぇ、相良くん。」
「…あ？うっせぇーな。今いいトコなんだよ。」
相良くん、面倒くさそうに。眉間にしわを寄せて、私にガンをとばす。
こわっ。
「おトイレ行きたい…。」
「あ？」
「だから、先生。おトイレ行きたいの！」
恥ずかしい事、何回も言わせないでよ。
「…ああ。そこ、左。」
相良くんは、漫画から目を離さず、トイレがあるらしき方向を指差した。
私、ブチッ。
「だから！相良くんも一緒に来てよ！今、私達、手錠で繋がれているんだから！！」
私に言われて初めて、相良くんは手錠の事を思い出したらしい。
「あ〜…」
と、渋々立ち上がった。
それから、急に意地悪そうな表情をして。
「そうだ。お前さ、『トイレに行かせて下さい、相良様。』って言えよ。」
と、目をキラキラさせて言う。
なんじゃ、そら。
私、あきれ顔で。
「…トイレに行きたいです。相良様…」
すると、相良くんはしっくり来なかったみたいで。
「違うな。あ、『トイレに行かせてください。好きです、相良様』って言えよ。」
こじらせてんな、コイツ。
「…トイレに行かせてください。好きです、相良様…」
「あ、そうだ！お前さ。『トイレに行かせてくれたら、今夜は抱かれてもいいです』って言えよっ」
…は？
いやいやいや。
「…抱かれないし。」
「あ？」
「いや、だから。トイレに行くぐらいで、なんで相良くんに抱かれなきゃいけないのよ。」
「いいじゃねぇかよ。手錠に繋がれた男と女がいたら、やる事はひとつだろ？」
相良くん、期待に満ち溢れた目をしている。
「…私、相思相愛の人としか、そういう事しない主義なの！」
「じゃあ、俺とそのソウシナントカになればいいじゃねえかよ。」
「絶対ならない！窓から人を落とす様な奴とは、ならない！！」
私、面倒くさくなって、手錠の鎖を引っ張り、トイレに向かって歩き出す。
「うううーーっ！重い！！」
相良くん、こんなに重いんだ？
ふと相良くんを見ると、床の上で向こうを向いて寝転がり、私に引っ張られるのを阻止してる！
「帰宅したくない散歩中の犬じゃないんだからさー！」
なんなのよ！一体！！私、これ以上力入れたら、漏らしちゃうんだけど！本当こいつムカつく！！
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ahirusansan(プロフ) - 良ちゃんさん» 待っていてくれたなんてー！嬉しい！頑張ります＾＾ (2019年2月14日 12時) (
レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - 更新まってましたー！相良くんの嫉妬ぶりが可愛いすぎる (2019年2月12日 8時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan(プロフ) - まっぴさん» 何をされているんでしょうね・・きっと相良くんが予想出来ないくらいの、大人なあんな事やこんな事ですね笑 (2019年1月30日 16時) (レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan(プロフ) - tsukika050101さん» ふっふっふ。暗闇で何をされているんでしょうね・・笑 ご想像にお任せします笑 (2019年1月30日 16時) (レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
まっぴ - せんせー何してるのか気になるー！！！ (2019年1月30日 12時) (レス) id: 3a7b5709d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ahirusansan | 作成日時：2019年1月7日 16時
