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「ちょっと！はずしてよ！」
私、追いかけようとするけれど、寝ている相良くんに繋がっているから、グイーンと引っ張られて、よろける。
下っ端くん達はそんな私を見て、ゲラゲラ笑う。
「鍵はここだぜ〜！」
私を挑発するように鍵を見せて楽しむ、性格の悪い下っ端くん達。
さすが、あの相良くんの舎弟。
「いいもん、相良くんにはずしてもらうから！」
私、むくれる。
「相良さん、はずさないと思うけどな！じゃあな！」
ドアが閉まった。
「鬼ーー！」
私、手の届く所にあった丸まった靴下を、玄関の下っ端くん達に向かって投げるものの。
左手で投げたから、大きくはずれる。
で、私が投げた勢いで、相良くんの手が高く持ち上がってから、床に打ちつけられる。
カチャーン！
と、手錠が床にぶつかり。
「…？」
その音と衝撃で、相良くんが目を覚ました。
目をこすりながら、ゆっくりと体を起こし。
「んーー」
と、伸びをする相良くん。
まだ眠気まなこのまま、私に気がつく。しばしフリーズしたのち。
「おおっ！！」
と、驚いて、飛び上がった。
「なんでてめぇが俺んちにいんだよっ！！」
「…知らないわよ。全部相良くんのせいだからね！」
「あ？何言ってんだ、てめぇ…おっ、なんだコレ。」
相良くん、手錠に気がつく。
「…何って、手錠。」
「わかってんだよ、みりゃわかるだろ。」
相良くん、不機嫌そうにそう言ってから。急にハッとして。
「お、お前、まさか…」
驚いた顔で私を見る。で、
「…A、ついに俺と一緒にいたくなったか…？」
と、斜め上なことを言い出す。
それから、
「それにしてもよぉ、これは流石にやり過ぎだろ。いや、俺は嫌じゃねぇけどよ。」
と、ちょっとうれしそう。
どうやら、私が手錠をつけたと勘違いしているらしい。
「お前がどうしてもって言うなら仕方ねぇけどよぉ。」
「違うよ…おバカ！」
私、今まであった事を相良くんに説明した。
すると、相良くんはニヤニヤしながら。
「…じゃあ、鍵を手に入れるまで仕方ねぇなぁ。」
「私はお断り！窓から落とすとか、最低！」
私、怒りを込めて相良くんを叩こうとするけれど。
彼は面白そうに笑いながら軽くそれを避け、
「まーまー、そう言うなって！めんどくせぇーけど、しばらく一緒にいてやるよ。」
こうして、私と相良猛は、しばらく一心同体になるはめになった…。
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ahirusansan(プロフ) - 良ちゃんさん» 待っていてくれたなんてー！嬉しい！頑張ります＾＾ (2019年2月14日 12時) (
レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
良ちゃん(プロフ) - 更新まってましたー！相良くんの嫉妬ぶりが可愛いすぎる (2019年2月12日 8時) (レス) id: 2652916fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan(プロフ) - まっぴさん» 何をされているんでしょうね・・きっと相良くんが予想出来ないくらいの、大人なあんな事やこんな事ですね笑 (2019年1月30日 16時) (レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan(プロフ) - tsukika050101さん» ふっふっふ。暗闇で何をされているんでしょうね・・笑 ご想像にお任せします笑 (2019年1月30日 16時) (レス) id: a48bc9f7a2 (このIDを非表示/違反報告)
まっぴ - せんせー何してるのか気になるー！！！ (2019年1月30日 12時) (レス) id: 3a7b5709d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ahirusansan | 作成日時：2019年1月7日 16時
