元キャバ嬢が開久の先生になったら【相良猛】

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なんだろ、そのボヤッとした情報…それだけじゃ探せないよ…君達。

どうやら、東京から来たツッパリ4人組に、腹筋くんがやられたらしい。



「見なかったよ。」

一応ちゃんと答える私。



「じゃあさ、見かけたらすぐに教えろよ！」

「Aは、こっちの方探せよ！」



おいおい。

…なんか、みんな。
私の事、お友達だと思ってない？


先生なんだけど…。

ま、あんな事ばかりしているから、先生だって感じしないかな。


「わかった。」

私、一応返事しとく。



去りかけた下っ端くん達。

振り返って、


「あとよ。Aって、相良さんの女なのか？」

だって。




「なんで？」


「さっき屋上に行った奴らが、Aが相良さんの上に座っていたって、盛り上がっていたからよぉ。」


噂は広がっているらしい。

上に座っていたって…なんかいやらしい笑


「膝に座っただけだよ。」


「なんで膝に座ったんだよ。」


「…いや、座りたかったから。」


私が言うと、リーゼントくんが

「よくボコられなかったな。相良さん、あんな感じで女嫌いだから。」

だって。


へぇ…女嫌いなんだ。意外。






「じゃあな！いたら教えろよ！」

と、みんな忙しそうに去って行った。

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