元キャバ嬢が開久の先生になったら【相良猛】

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ーーーードカーンッッ！！




ものすごい音と爆風と共に、机が吹っ飛んで来て。


「！！！！」



私スレスレに通過し、黒板にぶち当たって。


ガッシャーーーンッッ！！！！


床に叩きつけられた！！





「えええええっっ！！」


私、腰抜そうになる。

あぶなっ！！ 誰っっっ！！



飛んで来た方向を見ると。






相良くんの机が……ない。






下っ端くん達は「はっ！！」息を呑み、固まっている。みんな我に返ったみたいで、恐怖で後ろを見れないでいる。


うん。みんな振り向かない方がいいよ。



相良くん、背中からドス黒いオーラを発生させているから。


歯をギリギリと食いしばって。青筋たてて。
膝の上の拳が怒りで震えている…。


ヤバい。
本当に怒らせちゃったかも。謝っといた方がいいかな。
…と思っていたら、





相良くん、静かに立ち上がった。

下を向いているから、どんな表情かは見えないけど。



とうとう殴られる？！



私、身構えた。来るか？来るか？





そしたら。

怖い顔のままこっちを見ずに、教室を出て行っちゃった。


下っ端くん達も、数人慌てて立ち上がり、後を追う。

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