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第16話 闇に呑まれし片翼 ページ18

ホメ:「なっ……貴様!何をした!?」

「ごきげんよう…
デルカダールの双頭の鷲の片翼殿。」

シアンはゆっくりと魔王の剣をホメロスに
向ける。仲間たちもホメロスに注目した。

カミュ:「…てめぇ、ホメロス!いつの間について
きやがった!」

ホメ:「尾行にも気づかぬドブネズミに語る言葉など持たぬ!私の目的はシアンただ1人!」

マル:「……………。」

マルティナはホメロスの言葉を聞いてピクリと片眉を震わせると、旋風のように駆け出し、
強烈な飛び蹴りをホメロスに向かって叩きつける。

ガンッ!

マル:「!」

しかし、マルティナの攻撃はホメロスの纏った
邪悪なオーラによって阻まれる。
マルティナは後ろに大きく跳び、再びホメロスとの間合いを取った。

マル:「今のは……!?」

ホメ:「はしたないマネをされるな、マルティナ姫。
貴女は私にとってこれから起こる大災の犠牲となる1人に過ぎない………」

ホメロスはそう言って闇のオーブを高々と掲げる。

…ここからあの紛い物のオーブを使った
闇の波動。

ドンッ!…ゴオォォォッ!

シアンは素早く仲間たちの間を駆け抜け、
闇の波動を放つホメロスと対峙すると、
闇の波動を魔王の剣の斬撃とぶつけ、相殺させた。

ホメ:「そんなバカなっ………!
闇のオーラを切り裂いただと………!?
その剣はいったい………!」

「さあ……あ、でもこれ私の趣味ってわけじゃ
ないから勘違いしないでね」

カミュ:「おいっ!シアン!」

カミュの戦闘はどうする、という意の目配せに
シアンは横目で見て全員に聞こえるように
声を発した。

「彼とは私だけでやらせてくれる?
あの闇の魔力を纏ったころもはこの大剣でしか
ダメージを与えられない」

マル:「!……わかったわ。皆!ここはシアンに
任せましょう、無理はしないでねシアン!」

「ありがとう、マルティナ」

そう言ってシアンは再びホメロスに視線を向けた。

ホメ:「くっ……!おのれ……!そんな剣ひとつで
私に勝てると思うたか!
悪魔の子シアンよ!悪魔の子と手を結びし者共よ!この命の大樹を貴様らの墓標にしてくれよう!」

ホメロスは片手に闇のオーブを持ち、もう片方の手で剣を抜くと、シアンに向かって襲い掛かってきた。

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汐乃(プロフ) - ルビスさん» ありがとうございます!少し更新が遅めになりますが…頑張ります! (2017年9月5日 1時) (レス) id: 606c0a317c (このIDを非表示/違反報告)
ルビス(プロフ) - シナリオ、キャラクターにとても好感が持てました続きを毎日楽しみにしています!頑張って下さい!! (2017年9月4日 3時) (レス) id: 0261b564cd (このIDを非表示/違反報告)
汐乃(プロフ) - はちみつ恋風味さん» そのように評価していただきありがとうございます!このような駄文ですがそう言って貰えると、とても嬉しいです! (2017年8月30日 4時) (レス) id: 606c0a317c (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ恋風味(プロフ) - 面白いです、原作に沿ってストーリーを進めている展開にドキドキしながら読ませていただいています。わたしもホメロス好きなので救っていただいて嬉しいです!更新待っています(*^_^*) (2017年8月29日 17時) (レス) id: 8fdbcc3360 (このIDを非表示/違反報告)
汐乃(プロフ) - ポテコさん» ご指摘ありがとうございます!すぐさま訂正させていただきました! (2017年8月28日 22時) (レス) id: 606c0a317c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りまるま | 作成日時:2017年8月27日 10時

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