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雪、私は魚だ






鈴の音に、気をつけろ

決して、誰にも本名を知られるな





7人の狐のお面の男たちは
狐であり、人間ではない

人間の体という器に閉じ込められた神だ





私の父が、彼ら神である狐を人間の体に閉じ込めた

政府が神のような人間を作ろうなどとバカなことを考えて
狐を人間に憑依させろと、私の父に命じたのだ

後になって政府は気づいた
とんでもなく恐ろしいものを作り上げてしまったと


その責任を父に負わせようとした
だが父は私と妹を逃がした後、自ら命を絶った





妹は私が逃がしてやった

死んだ父と妹の代わりに捕まった私は
5億という借金を背負わされてこの遊郭に来た
狐のことを口止めをするためだ


しかし政府は狐をどうにもできなくなって
私の遊郭に押し付けてきた





狐は、人間の体から解放されようと
人間の体に自分たちを閉じ込めた張本人を探してる



でもその張本人の父はとうに死んでいる

その娘であった私も、もう死んでいる





今、彼ら狐を解放してやれるのは妹だけだ
何も知らぬ、妹だけだ




狐を解放する方法は一つだけ






私たち一族が全滅すればいい
残されたのは、妹だけだ






だが、狐は解放してはいけない

狐が人間の体から解放された時
彼らの恨みをかってしまったこの人間の世界は
きっと恐ろしい災害に見舞われる





だから、このまま
人間の体に閉じ込めておく必要がある






狐には悪い印象を持っていなかったのだが
仲が深まれば深まるほど
狐たちは私に執着するようになった

その結果がこれだ
私は死んだ




彼らの顔を見たら死ぬという噂通り
私は死んだ




彼ら狐に鈴を渡したのは
物に執着する彼らは常にそれを持ち歩くだろうと考えたからだ








鈴の音に、気をつけろ

決して、誰にも本名を知られるな

どうか、狐に化かされるなと






純粋無垢で愛を知らぬ恐ろしい狐の





首に縄をつけて
飼育できるのはお前しかいないと





妹に伝えてやってくれ








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設定タグ:BTS , ジョングク , ユンギ   
作品ジャンル:ラブコメ
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唐辛子マン(プロフ) - すずさん» それぞれの読者様が、自分の好きなように、自分好みに解釈してもらってはじめて唐辛子の小説は完成するのです。だから曖昧な表現が多いのです…。安心してください!天才ではないけど、これからも頑張る!!!! (2020年6月24日 22時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - ソルトさん» 愛してる…だと……。唐辛子、その言葉家宝にします。続編は現代版なのでこっちの小説よりスッと内容が入ってくるかと思いますのでよかったらみてね!!!! (2020年6月24日 22時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - 1994218さん» 唐辛子、心から感謝します!!!!めちゃくちゃ小説書いててよかったと思う!!!! (2020年6月24日 22時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - ばかすぎてちゃんとした意味を理解できてないかもしれないですが、締め方も物語も素敵でおもしろかったです !!!天才 !!!すき!!((これからも応援してます~!!! (2020年6月24日 22時) (レス) id: f2d87e825b (このIDを非表示/違反報告)
ソルト - あの…唐辛子マン様…愛してます←唐突 (2020年6月24日 16時) (レス) id: 1cdd664e1a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唐辛子マン | 作成日時:2020年5月29日 20時

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