第24話 お仕置き ページ29
魚「…なぁに？縛りたくないの？」
地下牢まで縛られずに歩いて来た『悪い狐』たち
そして『良い狐』の二人はさっきからずーっと縄を持ったまま固まってる
HS「……できません」
NJ「どうしてもやらなくちゃだめですか？」
魚「あぁ！そんなにやりたくないの？…わかった貸せよ」
二人の手から縄をぶんどったあたしは
その辺にいた警備人に縄を投げた
見事に縄をキャッチした警備人は首をかしげてあたしを見てくる
魚「こいつら縛っとけ。…息ができねぇぐらいにな」
警備人「わかりました」
HS「まってそんな！！！！」
魚「おーい！外にもいるんだろ警備人！こいつら暴れるから押さえとけー」
あたしが地下牢の入り口に向かって叫ぶと
10人ほどの警備人がぞろぞろと入って来て『悪い狐』たちを乱暴に取り押さえていく
JK「や…やめて……」
JIN「縛るな！…やめてくれ！！」
恐怖しているのか縮み上がって地下牢の奥の方へ奥の方へ逃げていく『悪い狐』たち
警備人「魚様、少々手荒な真似をしてもよろしでしょうか」
魚「あー。もう聞くなめんどくさい。好きにやっとけ」
顔の前の虫を追い払うように手を振ったあたし
その瞬間から警備人たちが全力で『悪い狐』たちを取り押さえにかかる
警棒を使い、暴力を使い狐たちを抑圧していく…
NJ「魚様！！！お願いします止めてください！！！」
あたしの腕を掴んできたナムジュンを無視して
あたしはただただ抑圧されて、ぎゅうぎゅうと縛り上げられていく狐たちを見つめる
YG「やめて…やめて……」
TH「…酷い魚様……乱暴しないって…思ってたのに！！！！」
テヒョンの迫力ある声が地下牢に響いた
魚「やめろ」
あたしの一声で警備人たちがそのままの体勢を保って動きを止めた
あたしは床に押さえつけられてるテヒョンに顔を近づけた
魚「『今日は客が目の前にいても何もしゃべるな』」
TH「……っ…」
魚「『お金も大事だがそれじゃあ体が持たんだろ』」
TH「………………」
魚「……あたしの気持ちはどうなるの…？…守りたかった、だけなのに…」
涙がほろりと、あたしの頬を伝う
HS「…縄をください」
NJ「……やります。乱暴に縛り上げられるぐらいなら、俺達が」
あたしは地下牢を飛び出した
後ろから呼び止める狐たちの声…
魚「……っ…
足を引っ張るようなことをするな。あたしの店の格を下げんなよ…ったくよぉ…」
第25話 お面さぁ、外しちまえよ→←第23話 とは言ったものの…
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唐辛子マン(プロフ) - りんごさん» コメントありがとう！！！！唐辛子も結構この作品好きになってきたかもしれない笑これからも待っていてくれ！！！！そして敬語なんて排除していけ！唐辛子に敬語使うなら赤ちゃんに敬語使った方がいい！！！！ (2020年5月29日 12時) (
レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 唐辛子マンさん、いつもおもしろいもの読ましてくれてありがとうございます。ふぁんです。この作品が1番好きです。テテさん美味しいとこ持っていきますね...ムフフ。これからも楽しみにしてます！ (2020年5月29日 11時) (レス) id: a55cab64a7 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - すいさん» ユンギさんホント好き…でもなぜかテテが最初にかましてしまった…書いてる唐辛子自身も戸惑っている（？） (2020年5月29日 11時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - シエルさん» ありがとう！！！！初めて言われたよ… (2020年5月29日 11時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - sports drinkさん» 最初との雰囲気差でちょっと詐欺してしまっている気分笑 (2020年5月29日 11時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐辛子マン
| 作成日時：2020年5月19日 0時
