第17話 よかったじゃん ページ19
魚side
魚「入るよ」
HS『はーい…』
やけに静かな返事に
何となくつられて静かにドアを開けたあたし
ベッドに座るホソク
その膝の上には、お腹に抱き着いてる狐が…
近づいてって気づいた
ベッドわきのテーブルに狐のお面が一つ置いてある
寝てるやつのお面か
魚「それは？誰」
HS「テヒョンです。お面外してしまって、申し訳ありません。さっきまではつけてたんですけど…寝ちゃって…」
魚「ふーん…」
小っちゃくなってホソクのお腹に巻き付いてるテヒョン…
HS「あっ…すいません。ほらテヒョン起きて…」
魚「いいから起こさなくて」
HS「そう…ですか？」
物凄くあたしの顔色を窺うように小さい声で話してくる
テヒョンの肩の所の着物をぎゅっと握っているところからして
まだあたしにびびってるのがわかる
魚「なんでここにいんのテヒョン」
HS「なんか…急にフラッと入って来たと思ったら抱き着いてきて。…それからずーっとこの状況…」
魚「へー」
がっちりホソクに巻き付いて離れないテヒョン
ホントに『すやすや』って感じ
HS「魚様、何か御用が？」
魚「んあ？あー、夕飯の時間伝えてなかったなって思って。8時だから。それまでに一階に降りてきて」
HS「…はい…？」
不思議そうに首をかしげながらもそう返事をしたホソク
そうか
客としかご飯食べたことないか
魚「7人全員で食べるんだよ。いちいち部屋に運ぶのめんどくさいから」
HS「はい」
テヒョンを見下ろしたホソクは
自分に巻き付いてる彼の頭をなでなで…
HS「ど、どうしましたか…？」
魚「んー？…いやぁ」
身をかがめてテヒョンの髪の毛をつまんで観察してみる
ちゃんと食事ができていないからなのか
ストレスなのか
乱暴されてたからなのかわからないけど結構髪の毛が痛んでる
HS「…多分、本当はもっときれいですよね？テヒョンの髪」
ぼそっと呟いたホソクを見上げてみる
勿論彼の髪の毛も傷んでるわけで…
魚「そうなんじゃないの。知らんよ」
HS「魚様の髪の毛は、綺麗でいいなぁ…。なんちゃって…笑」
魚「いいだろ。綺麗なのは髪の毛だけじゃないけどな？」
HS「…はい笑」
魚「何笑ってんだよぶん殴るぞ」
ったく…
HS「あ…魚様！」
魚「なに」
HS「なんで魚様は口元を隠してるんですか？」
魚「あたしが美人過ぎて花魁達の売り上げがなくなるから」
…うんなんか返事しろなーホソク−？
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唐辛子マン(プロフ) - りんごさん» コメントありがとう！！！！唐辛子も結構この作品好きになってきたかもしれない笑これからも待っていてくれ！！！！そして敬語なんて排除していけ！唐辛子に敬語使うなら赤ちゃんに敬語使った方がいい！！！！ (2020年5月29日 12時) (
レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 唐辛子マンさん、いつもおもしろいもの読ましてくれてありがとうございます。ふぁんです。この作品が1番好きです。テテさん美味しいとこ持っていきますね...ムフフ。これからも楽しみにしてます！ (2020年5月29日 11時) (レス) id: a55cab64a7 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - すいさん» ユンギさんホント好き…でもなぜかテテが最初にかましてしまった…書いてる唐辛子自身も戸惑っている（？） (2020年5月29日 11時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - シエルさん» ありがとう！！！！初めて言われたよ… (2020年5月29日 11時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - sports drinkさん» 最初との雰囲気差でちょっと詐欺してしまっている気分笑 (2020年5月29日 11時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐辛子マン
| 作成日時：2020年5月19日 0時
