狐のお面なんて外せ！

第9話　やっぱりわからん ページ11

魚side






魚「ほいっほいっほいっ…」






お盆に大量のおにぎりをのせた私は隔離部屋に向かっている
使用人たちに7人の部屋を用意してもらってるから
それまでの間にご飯を…







YG『誰か！！！！誰か助けてくれ！！！！』
HS『うわあっ！！ちょっと落ち着いて…』
JK『もう嫌だもう嫌だもう嫌だ！！！！』
NJ『オイしっかりしろ！！！』






物凄い騒々しいんだけどなに







魚「もう喧嘩してんのかいな…(呆)」






足早に隔離部屋の前まで歩いて行って
おにぎりの乗ったお盆をわきに置いた
ゴンゴンふすまをノックするあたし




魚「なにしてんだよ〜？」
JIN『あっ…すみませんちょっと待ってください主様！！』
JM『お面付けてないんですっ！』
魚「一生外すなって言っただろ！！！！(怒)」
NJ『すみませんつけました！！！！』





その声が聞こえて来た瞬間に私はふすまを開けた






狐×7『……………………』
魚「…………あぁ？(怒)」






取り押さえられてる狐が二匹
取り押さえてる狐が四匹



なぜかみんなを背中にかばって私を見てくる狐が一匹…





魚「何喧嘩してんだよぶん殴るぞ」







HS「……お願いします。俺が全部引き受けますから、どうか…どうかせめてこの3人だけには足かせをつけないでやってくれますか」







先頭であたしから皆をかばっているのはホソクか…







魚「なんでだ」
NJ「若すぎる…。お願いします。どうかもう閉じ込めないでください」
JIN「俺からもお願いいたします。どうか…」
JK「3人とも…」








魚「ごっめん本当にわから〜〜〜〜〜ん誰が誰ぇ〜〜〜〜(困)」
狐×7『えぇ…』






ほんとにわかんない！！！！
困っちゃう〜(泣)







魚「何を暴れてたの」
JIN「いや…ユンギとジョングクが…」



取り押さえられてる二人に視線をやるソクジン


視線の先二人はガタガタ震えて可哀そうなことになってる
あたしと目があったのか、すぐに顔を逸らして取り押さえてた狐に抱き着いてる






トラウマ…？
それで暴れてたの…？





魚「もう何でもいいけどさ。別にあたしドレイ引き受けたつもりないから」
NJ「というのは…？」
魚「あたしは花魁を引き受けた。ちょっとめんどくさい花魁を。…そんだけ」
HS「じゃあ足かせは…？」
魚「したいなら、つけてあげるけど？笑」

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