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「いやあ。まさかこんなにざわつくとはね…」
一人だよ？ただの1社員だっつーのに…
とぼやく松潤。
大野さんのいた部署程じゃないにしろ、例に漏れず影響を受けた営業部にも色々不満があるらしく。
「まあＪが異動になったらまたおんなじような事が起きるよ」
「まさか。それより俺はニノの方があると思うわ。まあ翔くんが一番凄そうだけど。」
「あーたしかに。」
いや…まぁそれを言えば相葉さんだって相当だろう。
太陽が消えた！
氷河期時代突入だ。とか言われてそうで面白くなる。
そんなことよりも。
「J、今日食べる量少なくない？」
「あーなんかお腹すいてなくて。」
「えー？何、女子大生みたいな事言ってんの？」
「何それ、女子大生って(笑)」
俺なんか筋肉もないからエネルギー消費も少ないけどさ、Ｊはきれいな細マッチョだから、食べないともたないよ。
筋肉の維持にはエネルギーが必要なんだから。
「最近、そんなに食べなくても大丈夫なんだよね。胃が小さくなったのかな。」
「いや、あなたそんな歳じゃないでしょ、大野さんじゃあるまいし。」
「おいおい、大野さんだってそんな歳じゃないだろ笑。2、3歳しか違わないっつーの。」
異動した人をネタに、(失礼にも)ケラケラ笑う。
そうこうしてたらＪの携帯が震えて。
画面を見てちょっと眉を寄せた。
「どうかした？」
「いや、大丈夫。先行って仕事してるわ。悪りぃ。」
引き止める理由なんかないから、片手を挙げて応じて。
にしても、そんなに大野さんロスってデカイのか？
まぁとにかく、罪な男だなぁ
って、何とも間の抜けた事を思いながら、
残りのサラダを食べ切った。
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作者名：Setsu-na | 作成日時：2022年11月19日 1時
