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オフィスに戻る途中、
「それでさー、相葉さんが…」
不意に口を止めた俺を不審に思ったのか潤くんと目があった。
「今聞こえた？」
「何、なんで急にホラー醸し出すの。」
「ちげえよ」
「じゃああれか、蛇語話せる眼鏡の少年か。」
「それはハリポタな！仕事サボって秘密の部屋見つけてみる？」
ははははって笑う。
っていや、そうじゃなくて。
「それでニノは何が聞こえたの。」
「んー、いや…悪意？」
ちょ、目が死にましたけど、、、潤くん！
「イケメンニ、ソンナカオサレルト、ツライ」
棒読みか。だって。
そのツッコミこそ棒読みじゃん。
「それはそうとして、悪意って聞くもんなの？」
「あーーーいや、うーーんなんか…うん。勘違いかな。」
「だよな…悪い事は言わないから今日はゲームせず寝ろ。な。」
もちろんそこは無言の笑顔で応える。
それは出来ない相談だ。
松潤もそれは分かってるっぽくて。
一応形だけでも言っておこうと思ったらしい。
で。結局何を聞いたかというと。
バカな女の声。
誰の悪口言おうが勝手だけど会社ん中で言うなら上手くやれよってね？
思うよね。
加えて耳障りな笑い方とか。
だから嫌いなんだよ、ソウイウ女
そもそも自分が働いている会社にそんな低レベルなのがいると思うと腹立たしい。
「面汚しなんだよな〜」
「ニノ、なんか言った？」
「いんやなんも。」
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作者名：Setsu-na | 作成日時：2022年11月19日 1時
