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そして時間はあっという間に過ぎて授業が終わった。
「Aちゃん、良かったらこれ代わりに職員室に届けてくれない？」
「ごめんね、今日はちょっと急いでて。」
クラスメイトの女の子にそう声をかけられたけど私は断った。
例の、あの悪口を聞いてしまった日からは無理に周りに合わせたり、手助けをすることは少なくなった。
元々断るのとかは得意じゃなかったし、仲良くなりたいから優しくしていたけど、無理に仲良くなるのも違うなって思ったからだ。
それがいい事なのか、悪い事なのかは分からない。
だけど今は前向きに考えられている。
荷物をまとめていると先輩からカトクが来た。
“ホームルームが長引いてる”
“先生の話が長い”
もしかして先輩ホームルーム中にスマホいじってるのかな。
そう思ってメッセージで聞いてみれば、カエルの呆れたような顔のスタンプが返ってきた。
思わず笑う。
“先に裏庭行ってますね。”
そう送って私は裏庭に向かう。
ジュンさんにミンハオ先輩が来ること話してないけど大丈夫かな？
まあ人は多い方がいいし、ジュンさんなら喜びそう。
なんて考えていると、後ろから
「わっ！！！！！」
と、声をかけられる。
びっくりして振り向くとそこにはジュンさんがニヤニヤしながら立っていた。
「びっくりさせないで下さいよ！」
「ごめんごめん、Aちゃん見つけたら嬉しくなっちゃった！」
今日もジュンさんは変な柄のTシャツで、手には花柄の農園フードを持っていた。
ただ、今はそれを被っていないからかっこいいお顔がよく見えて目の保養だ。
「ジュンさんそれ被らなかったらかっこいいのに。」
「被っててもかっこいいって言って！」
そうムスッとするジュンさんはいくつか年上なはずなのに可愛いく見える。
「そういえば、例の友達になれた人！その人が今日裏庭の掃除手伝ってくれるって！」
「え！良い人だねその人！助かる〜！
じゃあ今日はパパっと掃除終わらせてお昼ご飯みんなで食べに行こう！」
「絶対楽しい！ジュンさん最高！」
でしょでしょ、と誇らしげにするジュンさん。
でも、ミンハオ先輩は変に人と仲良くなるの嫌がるかな。
するとタイミングよく裏庭にやってきたミンハオ先輩。
「先輩！」
私はそう手を振ったけれど、ミンハオ先輩の目線は私じゃなくてジュンさんの方を向いていて、少し驚いている様だった。
「ヒョン…、？」
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サンチュ(プロフ) - 肉豆腐さん» えー！ありがとうございます(TT)♡♡わたし肉豆腐さんの作品陰ながら読んでるのでコメントきて名前見てめっちゃ勝手に喜んでますㅠㅠこちらこそいつも素敵な作品ありがとうございます！♡♡ (2023年1月7日 0時) (
レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
肉豆腐(プロフ) - コメント失礼します。この作品一気見だけでは収まらず3周くらいしてしまうほど素敵なお話で大好きですㅠㅠ♡ 素晴らしい作品をありがとうございます、陰ながら応援しております！ (2023年1月6日 0時) (レス) @page7 id: dcb405b485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンチュ | 作成日時：2023年1月1日 4時
