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カフェで沢山話したのに帰り道のバスの中でもAは話し続けていた。
本当に僕とは比べ物にならないくらい明るくて優しい子だから、僕まで明るくなったのかと勘違いしそうになる。
「友達だからって僕に合わせないで大丈夫だからね。昼休みとかも友達と過ごしてもいいし。」
僕が友達だなんてもったいないんじゃないかな。
そうふと疑問に思ったことを口に出す。
するとAはムスッと頬を膨らませて拗ねたような表情になった。
「そんな意地悪なこと言わないで下さいよ。私が好きで過ごしてるのに。」
「ごめんごめん。」
意地悪、とそう言う表情が可愛くて頬が緩んだ。
だけど僕の心の中では、また月曜日会える気持ちが楽しみな気持ちと、今日のことを鮮明に覚えていられないのが残念な気持ちがぐちゃぐちゃで押し潰されそうだった。
「メモとか日記に月曜日急に話しかけても分かるように私のこと書くんですよ！」
「うん、ちゃんと書くね。」
「あ！でも写真とかあればすぐ分かるか！」
Aがそう言ってスマホを開いて画面に収まるようにギュッと身体を寄せてきた。
写真を撮るだけなのに何故か緊張してきて。
「ミンハオ先輩笑って！1、2、3…」
シャッター音が鳴って撮った写真を確認する。
「先輩顔ひきつりすぎー！！！」
僕のわざとらしい笑顔の写真を見て笑うA。
緊張してたから仕方ないのに。
だけど楽しそうに笑うAを見ていたら何でも良くなった。
バスがAの降りるバス停に止まった。
「これあとでカトクに送りますね！また月曜日！」
そう手を振りながらバスを降りるA。
名残惜しい気持ちにそっと蓋をして、僕も手を振り返した。
「また月曜日。」
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夜、自分用の日記に今日あったことを書き込む。
ふとAの顔を思い出す。
月曜日なんか来なくていいのに。
そう思ってしまうのはやっぱりこの感情のせいだ。
だから、日記にはこのことを書かなかった。
“ 秘密を話しても
笑顔で受け入れてくれた。
僕はAが好き ”
書かなかったら都合良く忘れられるから。
来週の僕が苦しまないように。
月曜日はちゃんと友達として挨拶できるように。
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サンチュ(プロフ) - あのさん» わーコメントありがとうございます！ハオちゃんメインの作品少なめですよね！お褒め頂けて嬉しいです！そしてお優しい…さすがハオちゃんペン…😭これからも更新頑張りますので、あのさんも体調にはお気をつけ下さい！ (2022年12月3日 11時) (
レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - コメント失礼します。ハオちゃんペンなのですが、占ツクにハオちゃんメインの作品が少ないな...と思っていたところでこんな素敵な作品に出会えてとっても幸せです❕最近は冷え込みが厳しくなってきていますが、体調にはお気をつけて更新頑張ってください🥺 (2022年12月2日 19時) (レス) @page39 id: 6565fe37a1 (このIDを非表示/違反報告)
サンチュ(プロフ) - 寿美?.*ﾟさん» 初めまして！コメント嬉しいです！ありがとうございます！更新を楽しみに過ごして頂けてるなんてありがたいお言葉…(TT)これからも頑張るのでよろしくお願いします〜！ (2022年11月26日 11時) (レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
寿美?.*ﾟ(プロフ) - 通知が来てすぐ読みに来ちゃいました！最近この話が更新されるのを楽しみに過ごしてますwwwこれからも応援してます！コメント失礼しました(*´∀｀*) (2022年11月26日 0時) (レス) id: 8356092332 (このIDを非表示/違反報告)
サンチュ(プロフ) - fuyu0526さん» はじめまして、コメントありがとうございます！好みにドンピシャだなんてお言葉嬉しすぎます〜！考察もしながら読んでくれてるんですね！更新頑張りますのでこれからも主人公とハオちゃんを見守ってあげて下さいませ( т т ) (2022年11月25日 23時) (レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンチュ | 作成日時：2022年11月15日 21時
