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ノートを買ってそれだけで帰るのもなんかなー、って思ったから入ったカフェ。

なんとなく頼んだいちごシェイクがすごい美味しくてびっくりした。

そんな私とは対照的に夏なのにホットのジャスミンティーをの飲みながらボーッとしている先輩。



「夏なのに暑くないんですか?お茶!」


「室内だしね。」


「なるほど…」



そうは言っても夏は室内でもあんま熱いもの飲む気にならないけどな。

やっぱり仲良くなるにはお互いのことを知る必要があると思う。



「そうだ!先輩、連絡先交換したいです。」


「そういえばしてなかったね。」



そう先輩がスマホを取り出してアプリを開く。

何の気なしに先輩のスマホの画面を除けばカトクの友達が1人しかいないのが目に入った。



「あんま連絡とか取らないタイプですか?」


「どうして?」


「…カトクの友達ひとりだから…」



先輩はうーんと考え込む。



「連絡はヒョンとしか取らないかも。」


「お兄さんだけなんですか?ご両親とは?」


「僕、親いないんだよね。」


「え、」



何気ない質問に何気なくない答えが返ってきてビックリする。



「まだ小さい頃に二人とも亡くなってて施設で育って、そこで今一緒に暮らしてるヒョンと出会ったんだ。」



先輩は軽い感じにそう言うけど、記憶障害のことと同じくらい重大な話じゃないか。

両親は亡くなっていて記憶障害がある中、一緒に暮らしてくれるなんてお兄さんは先輩にとってかけがえのない存在だと思う。



「…お兄さん良い人なんですね。」


「そうだね。ヒョンも生まれが中国で同じだから施設の時からすごい気にかけてくれてて、もう十何年も一緒に過ごしてるよ。」


「十何年も?本当の兄弟みたい!」


「血の繋がりはなくても僕はそう思ってるよ。」



すごい素敵だなって思う。

始まりは赤の他人なのにこうやってお互い大切な存在になれるんだから。



「Aは?何人家族なの?」



先輩が私のことについて聞いてくれたから、なんだか嬉しくて心が暖かくなった。

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設定タグ:SEVENTEEN , ミンハオ , セブチ   
作品ジャンル:恋愛
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サンチュ(プロフ) - あのさん» わーコメントありがとうございます!ハオちゃんメインの作品少なめですよね!お褒め頂けて嬉しいです!そしてお優しい…さすがハオちゃんペン…😭これからも更新頑張りますので、あのさんも体調にはお気をつけ下さい! (2022年12月3日 11時) (レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - コメント失礼します。ハオちゃんペンなのですが、占ツクにハオちゃんメインの作品が少ないな...と思っていたところでこんな素敵な作品に出会えてとっても幸せです❕最近は冷え込みが厳しくなってきていますが、体調にはお気をつけて更新頑張ってください🥺 (2022年12月2日 19時) (レス) @page39 id: 6565fe37a1 (このIDを非表示/違反報告)
サンチュ(プロフ) - 寿美?.*゚さん» 初めまして!コメント嬉しいです!ありがとうございます!更新を楽しみに過ごして頂けてるなんてありがたいお言葉…(TT)これからも頑張るのでよろしくお願いします〜! (2022年11月26日 11時) (レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
寿美?.*゚(プロフ) - 通知が来てすぐ読みに来ちゃいました!最近この話が更新されるのを楽しみに過ごしてますwwwこれからも応援してます!コメント失礼しました(*´∀`*) (2022年11月26日 0時) (レス) id: 8356092332 (このIDを非表示/違反報告)
サンチュ(プロフ) - fuyu0526さん» はじめまして、コメントありがとうございます!好みにドンピシャだなんてお言葉嬉しすぎます〜!考察もしながら読んでくれてるんですね!更新頑張りますのでこれからも主人公とハオちゃんを見守ってあげて下さいませ( т т ) (2022年11月25日 23時) (レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サンチュ | 作成日時:2022年11月15日 21時

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