＊34＊ ページ37
抱き合う少年少女
嫌なほど耳に残るリップ音
それを見て呆然と立ち尽くす少女
『どうして！』
『てめぇには“金”があるからだよ！』
そこでまた新しいビジョンが写る
『お前 彼奴狙ってんのか？』
『彼奴のどこがいいの？』
『財閥令嬢だからだよ 金さえあればいい』
ビジョンはどんどんと離れていく
〜〜〜
ﾊﾞｻｯ
A「ﾊｧ…ﾊｧ…嫌な夢を見たな」
あれは数年前の
私の日常
金さえあればいいと言われ続け
外見だって磨いた
それでも男は皆同じだった
時刻は6時
A「グランドに行こう…」
〜〜〜
A「……」
あの夢を見るのは何年ぶりだったっけ
当時は嫌なほど毎日見た
そんなことを考えながら
グランドを走り続けた
少々足が痛むが
今はそんなこと気にしてられなかった
ﾋﾞｭｰ
A「井吹くん 早いね」
井吹「Aもな」
A「いっ」
井吹「怪我してるのか？」
A「平気だよ！」
井吹「見せてみろ」
〜〜〜
井吹「腫れてる…」
A「少しの腫れくらい気にしないよ」
井吹「……」
私の言葉を無視して
手当てを始める井吹くん
A「ねぇ…」
井吹「ん？」
A「私ってどんな存在？」
井吹「はぁ？」
A「お金持ちとか？財閥令嬢とか？」
井吹「金なんてどうでもいい」
A「！！」
井吹「俺は…Aは頼りがいがあるし俺達のことをよく見てくれる…“最高の仲間”だ」
A「！？」
どうしてこんな質問したんだろ
井吹くんは信じてもいい？
井吹くんは他の男とは違う
本物の私を見てくれる
A「…信じてもいい？」
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くりん(プロフ) - 陣くんかわいいねぇ〜/////井吹かっこいい//////// (2013年7月6日 14時) (
レス) id: 43b3cc5d5a (このIDを非表示/違反報告)
宝音ユウリ(プロフ) - みかんさん» そうなんです！実は妹じゃないんですよ〜 続きも頑張るので楽しみにしててください！ (2013年6月13日 22時) (レス) id: 0f81ec3785 (このIDを非表示/違反報告)
宝音ユウリ(プロフ) - ココアさん» ホントですか！ありがとうございます！これからも興奮状態でいられるようにします！← (2013年6月12日 21時) (レス) id: 0f81ec3785 (このIDを非表示/違反報告)
宝音ユウリ(プロフ) - 瑠羽さん» 勿論okですよ！是非友達になって下さい！ (2013年6月12日 21時) (レス) id: 0f81ec3785 (このIDを非表示/違反報告)
宝音ユウリ(プロフ) - フレンドリーさん» ありがとう！そう言ってくれると嬉しいよ(*^o^*) (2013年6月12日 21時) (レス) id: 0f81ec3785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝音ユウリ | 作成日時：2013年5月18日 12時
