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side 北斗
「………どうして、樹さんが泣くの？」
「だって、…苦しいよ。そんなの。」
根が優しい人なんだろう。
自分のことみたいに泣いている。
「……車が近くを通ると心臓が飛び出しそうで、
大我の姿が見えなくなると、途端に駄目になる」
そんなことを話すその声も震えていて、
呼吸も苦しくて、はぁっ、と息が漏れる。
「……大我はもう一生歩けない。
脊椎損傷っていって…
今日だって、リハビリ楽しそうにやってたけど、
…こんな小さな子が、そのことをどれくらい理解しているか。
いつか俺はこの子に恨まれる日が来るかも。
歩くことも、母親も、妹も奪ってしまったから」
……ふと顔をあげると樹さんはそっと背中に手を回してくれた。
とても安心する温かい手だった。
「……ふたりが生きていて、本当に良かったッ」
えへへ、 と笑う仕草を見ていると、
何故かしおりちゃんを思い出して、
胸がきゅう、と苦しかった。
「……北斗、…北斗で、いいかな？」
「うん。……樹、よろしくね。これから…」
樹はまさに空の青みたいな、そんな笑顔だった。
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あーちゃん(プロフ) - ただの阿部担さん» 代表して私から返信させていただきます！！最後までご愛読いただきありがとうございました(^^*)永く愛していただけると嬉しいです！ありがとうございました！ (2021年5月14日 21時) (
レス) id: 12865d1db9 (このIDを非表示/違反報告)
ただの阿部担(プロフ) - 完結おめでとうございます！更新通知が届くたび跳び跳ねて喜ぶほど楽しみに読んでいました。完結されるのはとても寂しいですが、また読みに来ようと思います。最後に、こんな神作品を書いてくださりありがとうございました！ (2021年5月14日 18時) (レス) id: 341728400e (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - まりもさん» コメントありがとうございます！ほぼ毎日更新ですので、ぜひ完結までお付き合いよろしくお願いします(^^) (2021年5月5日 20時) (レス) id: 924db004c7 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - 早く続きが読みたい〜 (2021年5月5日 20時) (レス) id: 70b03b37e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴とあーちゃん
x他1人 | 作成日時：2021年4月24日 1時
