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Asaid

ジェシーと付き合って数ヶ月がたった

そして私もついに東京に上京することになった

念願だったネイルサロンを出店する

ジェシーは個人でもグループでも
Jrながらに沢山仕事を貰っていた

だけどまだデビューは決まらない

お互い忙しい毎日

今日は上京して初めてのオフ

一人で買い物に出かけることにした

？「ねね、お姉さん暇？」

うわ、ナンパとかだるいな～

「すいません」

その場を立ち去ろうとする

？「ちょちょちょ！！俺だよ！」

ん？おれ？

「あ！樹くん」

樹「そうだよ！

ひいどな～彼氏と同じグループの人の顔忘れるなんて」

だってまさかプライベートで会うなんて思わない

「ごめんごめん」

樹「じゃ許してあげるから買い物付き合って？

てか、強制な」

「ちょっと！」

私の手をどんどん引いていく樹くん

こんな渋谷の街を一緒に歩くなんて

やばすぎる…

「うわっ！！」

急に立ち止まる樹くんにぶつかってしまった

樹「あ、俺のこと樹くんは無しね

それもそれで萌えるけど(笑)

じゅったんがいい ♡」

さ、さすが爆モテ

「わかった、樹ね」

そう言うとまた手を引いて

どんどん歩いていく

樹「ついたべ」

そこは高級ブランド店

「私こーゆうところ来たことないし

場違いだから外で待ってるよ」

ほんとに場違い

樹「は？無理」

無理やり店の中に連れ込まれ

樹の買い物に付き合う

とはいっても試着もしないし

どんどん購入するから

私は用無しで店内をウロウロしてただけ

樹「さんきゅ！俺一人で買い物とかできないんだわ」

「かわいいところあるんだ(笑)」

思わずギャップに笑ってしまった

樹「うっせーよ

家どこ？送ってくから」

「電車で2駅だから大丈夫」

「俺が無理」

その後も断ったけど
樹の押しに負けて送ってもらった

「あ、ここのアパート」

樹「そーなんだ、じゃ今度お邪魔するわ」

「絶対やだ」

ムッとした顔で見つめてくる

お礼だけして車を降りようとしたとき

勢いよく手を引き寄せられた

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