Diamond in the “Laugh”【1】 (ページ29)

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Carat 6【ワーカホリック&鼻風邪】ページ29

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いつもご愛読ありがとうございます。
一部、メンバーからメンバーに対しての悪口等の表現があります。
夢の中での発言なので架空のものという設定ではありますが苦手な方はご注意ください。
またお話の中とはいえ、マイナス発言や少し険悪ムードになるシーンがありますことをお詫び申し上げます。

2020/09/02
あーちゃん

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Side BLACK

『やりたいなら言わなくちゃ』

『仕事出来ないならSixTONESには要らない』

『演技の仕事はみんなにもできる』

『北斗がSixTONESにいる意味ってなに？』

『……いらないよ、北斗なんか』

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「はぁっ、ジェシー！………はぁっ！…くっ、」

最近毎日同じ夢を見る。

ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝと速い鼓動を落ち着けようと起き上がると、大量の汗をかいていた。

体温は上がっているのに、サーッと血の気が引くし、怖くて怖くて体が震える。

……やっと正気を取り戻した頃には、薄っすらと明るくなり始めていた。
今から寝れても30分だ、シャワーを浴びよう。

頭からシャワーに当たりながら考える。
どうして毎日同じ夢を見るんだろう。
そして、絶対にあれは、ジェシーの顔、声、そして仕草である。
貴重な睡眠時間をあの夢のせいで、満足に過ごせてない。
寧ろ、体を休めるための睡眠が、疲労に疲労を重ねるようなそんな行為になっていた。

「北斗、おはよ」

「っ、！………ぉはょ」

迎えの車に乗り込むと、ドラマの台本を読んでいたジェシーが先に乗っていた。

「ahaha、眠たいの？」

そう問われたが、フルフルと首を横に振ってからジェシーの後ろの列に座った。

特に不思議がられることはなかったが、それもそれで自己嫌悪が襲う。
普段から愛想の良い奴だったら、きっと物凄く怪しい目のそらし方をしたというのに、…
普段から愛想の良くない俺は、特に気に止められなかった。

「忙しかったもんなぁ。何日ぶりのオフ？」

樹に明日のことを聞かれてハッとする。

………明日は、休みか。

昨日まで映画の撮影に追われていた。
今日はYouTubeの撮影。
明後日からはドラマの撮影だからと気を遣ったマネージャーが明日をオフにしてくれていた。

「………毎日仕事入れてって言ったのに…」

「北斗の体調を心配してくれてんだよ、笑
最近あんまり寝てないみたいだし、痩せたろ？」

高地が呆れ笑いをしている。
そんな自覚はなかったが、確かにクマが目立つ。