一人の夜に《リク》 ページ41
Side RED
「た、大我が倒れた！？」
驚きすぎていつも以上に大きな声が出た。
でも誰も「うるさ！」なんて突っ込んでは来なかった。
『熱が高くてね…貧血もあるみたいで』
政樹さんからの電話だった。
「大丈夫なんですか。今は…」
『意識がないわけではないけど、暫く入院になりそうなんだ。
黒田先生がみてくれることになって。
迷惑かけるけど、
「入院って、そんなに悪いんですかっ！？」
政樹さんの声を遮るように聞いてしまった。
『少なくとも3日から4日は安静にしたほうがいいって。最近、寝不足気味だったから。過労によるものだと思うよ』
「そうですか……分かりました。
こちらのことは気にせず休むよう伝えてください」
通話を切ると、皆が俺の周りに集まってた。
「はっ？きょもがどうしたの？なに入院！？」
樹がパニック気味に焦った声を出した。
俺は聞いた話をみんなに話した。
今日は元々、舞台稽古でレッスンはお休みって聞いてた。だから5人で練習してたけど、まさか、一人のときに倒れるまで頑張っているなんて…
「今回は外部の舞台だからね。
……だけど…そんなに無理してたんだ…」
慎太郎もらしくないしょげた顔。
「今日のところは振り入れだから、振り付け師さんのスケジュールもあるし、とりあえず集中して早く終わらせよ」
高地がマネージャーと話して戻ってきた。
「お、それは高地次第だな〜」
「うるせぇな(笑)
俺も結構予習してきたんだぜ」
北斗と高地がそんな会話をして少し場が和む。
樹と慎太郎も「そうだな」って頷いていた。
だけど皆、どこか上の空で間違いが多く、中々進みが悪い。
「…ごめんなさい。最後に1回今までやったところを通して、今日はそれぐらいで」
俺が振り付け師さんに伝える。
「京本もいないし、そうしよう」
リスケにしてしまうのは申し訳無いけど、いずれ大我が一人で別レッスンを設けているから、続きはそこに俺達も集まってやることに。
「早く病院行こう！？」
慎太郎が大急ぎで荷物をまとめる。
「……俺…ちょっと今日はやめとくわ
マネージャー、皆を病院まで送ってやって」
今日は、全員で1台だけ移動車が用意されてる。
「え、でも、高地どうやってかえんの？」
「いいから。大我にお大事にって伝えといて」
高地に小声で「バカ、早く行けよ」って付け加えられて、やっと気づく。
「あ…分かった。よろしくね」
樹と慎太郎と3人でマネージャーの車に乗り込んだ。
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あーちゃん(プロフ) - サンリオさん» 長編の長編なのに（笑）読んでいただきありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです。更新しばらくお休みしますが、他の作品を更新していきますのでよろしければぜひ(^^)ありがとうございました！ (2020年4月26日 20時) (
レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
サンリオ(プロフ) - 最初から全部見させていただきました。引き込まれて物語に感動しました (2020年4月26日 20時) (レス) id: 5077a20014 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - Reiyuさん» ありがとうございます〜(TT)初披露のとき、この曲聞いて震えたの今でも鮮明に覚えてます。私も大好きな1曲です！お楽しみいただけて良かったです。今後もよろしくお願いします！ (2020年4月22日 21時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - haru0712さん» わー、一気見してくださったんですね！嬉しいと同時に恥ずかしい…笑 ありがとうございます！こちらが願望でそう見えてるのかもしれませんがw今後もよろしくお願いします！ (2020年4月22日 21時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
Reiyu(プロフ) - Rollin’。凄く凄く大好きです。曲は元々好きでしたがあーちゃんさんの小説のおかげでさらに好きになりました！とても面白いお話をありがとうございました。次回作も楽しみにしています！！ (2020年4月22日 21時) (レス) id: c35ca9cb0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2020年4月3日 15時
