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Side GREEN
ほんとガキだな、と自分でも思う。
でもこの黒い感情が口から嫌なものを吐いてしまった。
気まずいまま撮影が始まり、結局、北斗とは話さないまま6人でのショットに。
「…気にすんな。今は目の前に集中すればいいよ」
きょもがそんなことを言って俺の隣に立つ。よりによって、反対側は北斗だ。
更に北斗は一番端。つまり、北斗からすれば隣は俺しかいないというわけだ。
「っ、」
しんどそうな息遣いが聞こえてきた。
でも、シャッター音は止まるどころか、カメラマンさんは「いいね、いいねぇ」なんて
ノリノリでシャッターを切っていき、ヒートアップしていく。
MVと共に宣材写真も撮影するほど、ほんとに時間がないんだ。
“北斗、大丈夫？無理せず、頼れよ”
そんな一言だけでも言ってあげればよかったのに
「じゃあ、次、大サビラストシーン撮って終わりまーす！」
一時的なメイク直しなどの休憩が終わり、再開の合図に皆が立ち上がったその時だった。
「北斗！」
俺の横にいたはずの北斗が視界から消えた。
ドン。と鈍い音を立てて、床に倒れこんでいた。
「っ、はぁ、はぁっ、ん…ごめ…」
駆け寄って、身を寄せると北斗はポロポロと涙を流していた。
とりあえず、体を仰向けにさせて、冷たくなった手を握る。
「しっかりしろ、慎太郎。大丈夫だから」
「け、けど、、俺のせいでっ」
頭が真っ白になり、樹に「どけ」と言わんばかりに身体を押された。
「北斗。分かる？貧血だと思うから、一回寝られるとこに移動しようね」
ジェシーの声に胸を大きく上下させて頷く北斗。
すぐに俺からするりと手が離れて、ジェシーに抱えられてどこかに行ってしまった。
「俺、ほんとに、ごめん…情けなささ過ぎて…。」
「大丈夫だって、少ししたら、北斗もよくなるよ」
樹がくしゃっと笑って、俺の背中を摩ってくれた。
「…みんなで、行こうよ。そのほうが、北斗も喜ぶから」
高地に言われて、皆で、ジェシーの後ろをついて行った。
「少しは落ち着いた？」
北斗の寝顔を見ながらいると、ジェシーが缶コーヒーを渡してくれた。
「…慎太郎。なんか、あった？…話したくないなら、別だけど、さ」
樹がゆっくりとした口調で聞いてくれて、また俺は涙が溢れた。
そして、ゆっくりとゆっくりとここまでのプレッシャーを吐き出した。
「しん、たろ」
“弱音吐いてごめん”そう言おうとしたとき、北斗が目覚めた。
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H.M. - あーちゃんさん» ありがとうございます。年齢設定がしてあるようで表示されませんでした。【夢の中で】は読めないようなので【Rollin'シリーズ】のほうを楽しみにしていたいと思います。お手数おかけいたしました。 (2020年3月3日 11時) (
レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» 拍子ではなく、表示でした。失礼しました。よろしくお願いします。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» ←「あーちゃん」を開いて頂くと、私の作者ページに飛ぶと思います。そちらで拍子できない場合は、18歳以上の年齢設定をしてないと思われます。申し訳ございませんが、これ以上のお答えは出来かねますので、ご容赦ください。ありがとうございます。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
H.M. - 【夢の中で】をどうすれば読めるでしょうか?よくわからなくて… (2020年3月3日 8時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - y_さん» いつもご愛読、コメントありがとうございます（ ; ; ）またお楽しみいただけるよう頑張ります！ (2020年3月2日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2020年2月7日 16時
