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Side YELLOW
「「北斗！！」」
するり。そんな音が聞こえるのではないかというほど、前ぶりもなく、彼は俺の手を離れた。
手を伸ばしたものの、
「っ、こち！危ない！」
ジェシーに後ろから腰を引かれてその手が触れることなく、ただただ北斗が階段から落ちていくのを見下ろした。
「北斗くん！」「北斗さん、」「北斗！」
下ではたくさんの人が北斗を囲んでいて、俺らからは何も見えない。
皆で駆け下りる。
「皆、戻って。ここにいたってできることないぞ
…何かできることがあったら呼んで」
八乙女くんが少し遠くから戻ってきてくれて、周りを囲っていた後輩たちに声をかけ、俺にも小声で声をかけてくれた。
その声を筆頭にタレントは皆、心配そうにしながらも楽屋に戻っていった。
パッと北斗に視線を戻すと、樹が一生懸命肩を叩きながら訪ねた。
「北斗、大丈夫？どうしたの？どこが痛い？」
「はぁ、はぁ、っ、あ、し」
「足？裾上げるからね？」
慎太郎が衣装を捲りあげて、俺も靴下を脱がす。
「っ、はぁっ、ごめ、…」
「…なにこれ、元々怪我してたの？」
「ゲホッゲホッ！はぁっ、はぁっ」
包帯を外しながら聞くが、答える余裕がないほど苦しそうに呼吸をする北斗。このまま責めるのは逆効果だろう。しかし、童謡を隠せなかった。
「大丈夫。北斗、ゆっくり呼吸しよう」
大我がスタッフさんから吸入器を受取り口にあてがう。
少しすると落ち着いたのか、グッタリし始めた。
スタッフさんが足の様子を見て、マズそうな顔をする。とりあえず、冷やしているけど、病院に行かないと。階段から落ちたときに、もしも頭なんか打っていても良くないし。
「北斗、病院行こうね。みんなも、着替えて。」
ジェシーと慎太郎がいつの間にか衣装を脱いでTシャツに着替えていた。
シャワーを浴びる時間を惜しんだのだろう。
若干息が上がっているが、制汗剤のツンとした香りがした。
あとは、末っ子たちに任せて、俺達はあいさつ回りや、スタッフさんと今日の修正点なんかを確認することに。
色々と心配の声もあったけど、気丈に振る舞うしかなかった。
「あ、もしもし？」
帰り支度をしていると、樹のところに電話が来たようだった。
「そう……ぅん、2人もお疲れ様。」
通話を切る樹はすこし顔を曇らせていた。
「ちょっと擦り傷つくってたみたいだけど、頭も打ってないし、大丈夫だって。でも、足を捻挫してるみたい。今日は入院だって」
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H.M. - あーちゃんさん» ありがとうございます。年齢設定がしてあるようで表示されませんでした。【夢の中で】は読めないようなので【Rollin'シリーズ】のほうを楽しみにしていたいと思います。お手数おかけいたしました。 (2020年3月3日 11時) (
レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» 拍子ではなく、表示でした。失礼しました。よろしくお願いします。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» ←「あーちゃん」を開いて頂くと、私の作者ページに飛ぶと思います。そちらで拍子できない場合は、18歳以上の年齢設定をしてないと思われます。申し訳ございませんが、これ以上のお答えは出来かねますので、ご容赦ください。ありがとうございます。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
H.M. - 【夢の中で】をどうすれば読めるでしょうか?よくわからなくて… (2020年3月3日 8時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - y_さん» いつもご愛読、コメントありがとうございます（ ; ; ）またお楽しみいただけるよう頑張ります！ (2020年3月2日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2020年2月7日 16時
