怪我の功名《リク》 ページ17
Side BLACK
明日からジャニーさんの追悼コンサート＿東京ドームで3日間。
ジュニアからデビュー組までほとんどのグループが集まって、正直、緊張しかない。
カウントダウンコンサートが3日間行われるようなもんだし、カウコン以外だと、俺たちはあのデビュー発表の日以降、東京ドームに立った経験がない。
カウコンは出番も限られているし、その数時間を集中すれば乗り切れるけど、あの広い会場を三日間走り回れる体力があるだろうか。
「…いけない、いけない」
思わず独り言をつぶやいた。
少々凝り気味な肩を回してストレッチ。
最近、このコンサートに合わせてあの薬に頼っているから、自律神経が乱れている。
だからマイナス思考になってしまうのだ。異常な緊張で喉が閉まっているのもそのせい。
そう言い聞かせながら、低い体温を上げるよう念入りに準備体操。
「…だーきしめてーっ」
「「離さ〜ないぜ」」
遠くで突然歌いだす京本、それに乗るジェシー。
多少いつもより人が多い分ざわざわしてるし、会場は今NEWSさんの曲が流れているけど、
いつも通りのSixTONESの控室。
少し緊張は和らいだものの、いつも通りだからこそ、
初めての場所での良いパフォーマンスのイメージが膨らまない。
気分転換に振付を頭の中で思い浮かべながら手振りをしつつ廊下を歩いた。
すれ違う先輩に挨拶をしつつ、後輩に挨拶されつつ。
それでも何となく、集中力が続かない。
「…北斗…？平気？」
「っ！ごめ、すぐ行く」
はっとした。
ステージ上でもボーッとしてしまい、ジェシーに呼ばれて、5人の後ろを歩く。
その時。
「はぁっ、いってっ！」
少し体がよろけて、段差に気付かず盛大にこけた。
「北斗くん、大丈夫ですかっ！？」
麗亜をはじめとする７MEN侍たちに見られたらしい。
駆け寄って立ち上がるのを手伝ってくれた。
「僕、誰か呼んできますよ」
「いやいや、ありがとう。もう平気だって。ちょっと躓いただけ (笑)
はずいからやめろよ。フリじゃねぇからな」
冗談交じりに言えば、みんな笑って、「気を付けてくださいよ〜」なんて。
笑ってる場合じゃない。もちろん体も少しばかり辛いがこんなの慣れた。
問題は、
「げっ、見られたら終わる…」
赤く腫れあがった右足首。
ズキンズキンと痛んで、かなり派手にやってしまった。
流血したわけじゃないにしろ、これは後々、内出血で青くあざになるだろう。
5人にはバレてない。…やるしかない。
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H.M. - あーちゃんさん» ありがとうございます。年齢設定がしてあるようで表示されませんでした。【夢の中で】は読めないようなので【Rollin'シリーズ】のほうを楽しみにしていたいと思います。お手数おかけいたしました。 (2020年3月3日 11時) (
レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» 拍子ではなく、表示でした。失礼しました。よろしくお願いします。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» ←「あーちゃん」を開いて頂くと、私の作者ページに飛ぶと思います。そちらで拍子できない場合は、18歳以上の年齢設定をしてないと思われます。申し訳ございませんが、これ以上のお答えは出来かねますので、ご容赦ください。ありがとうございます。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
H.M. - 【夢の中で】をどうすれば読めるでしょうか?よくわからなくて… (2020年3月3日 8時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - y_さん» いつもご愛読、コメントありがとうございます（ ; ; ）またお楽しみいただけるよう頑張ります！ (2020年3月2日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2020年2月7日 16時
