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Side BLACK
「試しに作ってみて、きょも！」
「ちょ、慎太郎が台所片付けてくれんの？
お坊ちゃんどうせ汚して放置だからね！
掃除すんのも北斗に怒られるのも俺だからな！？」
「なんだよっ、高地！
俺だって汚さずに料理ぐらいできるって！」
「汚れる汚れないの前に、きょもはケガしちゃうからだめ！」
「AHAHA〜！ほくちゃん起きちゃった(笑)」
……目を開けたら、あまりにリアルな俺の家のリビング。
ダイニングキッチンでなにやらワチャワチャしているのが見えたと思ったらジェシーがこちらを向いた。
「…」
目を閉じている間に、夢を見ていたのか。
それとも、今が夢の中なのだろうか。
「…おはよう。
リビングのほうが皆もいるからすぐ暖まると思って。気分はどう？」
体を起こしてボーッとキッチンを眺めていると、慎太郎を始め、皆がこちらに近づいて来てくれた。
基本的には誰かがうちに泊まった時に使う用の敷布団に寝かされていたらしい。
「ふふふ、どうしたの」
俺が情けない顔をしていたのだろう。
京本が笑い出すとみんなもつられて笑っていた。
愛する人たちよ 夢の中で逢えたなら。
どうか憶えていてほしい。
「………ねぇ、俺のこと。……わかるの…？」
涙に濡れた この声を。
「フッ、何言い出すかと思ったら(笑)
北斗、怖い夢でも見たの？」
樹がほらって暖かいお茶を持ってきてくれる。
「…俺どうしたんだっけ……」
「低体温症で倒れたんだよ。おぼえてる？」
高地がポロポロ泣いている俺にティッシュを差し出してきた。
そうだ。MV撮影をしたときに。
「結構、危険だったからね？！
無理はしないって約束だったのに」
ちょっと拗ねた慎太郎が優しく肩パンしてきた。
「っ、さむぃ……はぁっはぁっ」
まだ少しボーッとするし、頭が痛い。
お茶を飲みながら、京本から受け取った体温計を脇に挟んだ。
体を縮めると、ジェシーが近くにあったブランケットを肩にかけてくれた。
皆もうウチのものがどこにあるか把握しているし、ブランケット類はやたら増えた。
体のことを考えたら雑魚寝はやめてほしいんだけど、俺も皆もソファーで寝ちゃうから。
そう思ったらまた涙が出てきた。
お茶を飲み干して、ティッシュで鼻を噛んでも止まらなくなってしまった。
俺のこと、憶えてくれていた。愛しい人たち。
「どうしたの」
ヒックヒック言っている俺に皆困っていて、俺はジェシーにそのまま飛び付いた。
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H.M. - あーちゃんさん» ありがとうございます。年齢設定がしてあるようで表示されませんでした。【夢の中で】は読めないようなので【Rollin'シリーズ】のほうを楽しみにしていたいと思います。お手数おかけいたしました。 (2020年3月3日 11時) (
レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» 拍子ではなく、表示でした。失礼しました。よろしくお願いします。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» ←「あーちゃん」を開いて頂くと、私の作者ページに飛ぶと思います。そちらで拍子できない場合は、18歳以上の年齢設定をしてないと思われます。申し訳ございませんが、これ以上のお答えは出来かねますので、ご容赦ください。ありがとうございます。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
H.M. - 【夢の中で】をどうすれば読めるでしょうか?よくわからなくて… (2020年3月3日 8時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - y_さん» いつもご愛読、コメントありがとうございます（ ; ; ）またお楽しみいただけるよう頑張ります！ (2020年3月2日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2020年2月7日 16時
