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Side RED
北斗は少しずつ落ち着いて、唇をときおり噛み締めながら泣くのを我慢しつつ、話し始めた。
「スタッフさんは…パーフェクトワールドのときにもお世話になった人が多くて……
凄く、凄く、…気を使ってくれるんだ。
夏なのに冬のシーンがあったりして、体調には、ほんとに気遣って、くれて…
なのに、さ。」
空いている方の手で頬の涙を拭ってあげるけど、とめどなく北斗の涙は溢れてくる。
「俺がNGばっか、出して。
俺のせいで、撮影が長引いて、さ？
…結局、体調崩して、……もう、こんな…繰り返し、嫌で、……でも、そう思う、自分が一番嫌いなんだよ」
苦しそうな、苦しそうなその姿に、なぜかこちらまで泣きそうになる。
「……そっか。気付かなくて、ごめんな。
こんな苦しんでるのに、早く聞いてあげたら良かった」
高地が言うとみんなも頷いた。
「…まぁ、演技のアドバイスなんて、俺らには到底無理だけどさ。
北斗の努力は俺らが保証するよ。
お前はすげぇよ。
だから、自分のこともっと認めて、好きになってよ」
樹が微笑む。
北斗はまた一つ、「ごめんね」と謝った。
「ふふふ、おかしいね。
昔はさ〜俺らのこと嫌いだったのにさ。
こんなふうに、泣いてるのはさ。
ちょっとは、傷付けて悪かったな〜って思ってくれてるからでしょ？
まぁ、俺らそんな気にしてないし、さ。
そんな謝んなくても良いよ。
……ってまぁ、最初に謝れよって言ったの俺だけど(笑)」
慎太郎が笑うと、皆も笑って。
北斗も、静かに頷いて微笑んだ。
「あと一つ。ねぇ。北斗？」
大我が口を開くと、北斗は視線をそちらに向けて、座りなおす。
高地も少し離れて、大我は北斗にゆっくりと近付いた。
「こんな繰り返し、って北斗は言ったけど…
…それって凄いことじゃない？
継続するって、どれだけ大切なことか、俺は知ってる。
確かにその間には、しんどいこともあると思うけど、続けることで、きっと誰かが認めてくれて。
またそれが継続のきっかけになる。
まぁ映像の演技と、俺のミュージカルの話は別かもしれないけど…
北斗に病気があっても続けてこられてるのは、確かに周りのおかげもあるかもしれないけど、1番は北斗がやりたいって思った気持ちが強いからで。
その気持ちがある限り、俺らも、周りのマネージャーさんやスタッフさんも、黒田先生たちだって、北斗のことを全力で受け止めるから。
だから、安心して、ぶつかってきたらいいよ 」
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H.M. - あーちゃんさん» ありがとうございます。年齢設定がしてあるようで表示されませんでした。【夢の中で】は読めないようなので【Rollin'シリーズ】のほうを楽しみにしていたいと思います。お手数おかけいたしました。 (2020年3月3日 11時) (
レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» 拍子ではなく、表示でした。失礼しました。よろしくお願いします。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» ←「あーちゃん」を開いて頂くと、私の作者ページに飛ぶと思います。そちらで拍子できない場合は、18歳以上の年齢設定をしてないと思われます。申し訳ございませんが、これ以上のお答えは出来かねますので、ご容赦ください。ありがとうございます。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
H.M. - 【夢の中で】をどうすれば読めるでしょうか?よくわからなくて… (2020年3月3日 8時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - y_さん» いつもご愛読、コメントありがとうございます（ ; ; ）またお楽しみいただけるよう頑張ります！ (2020年3月2日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2020年2月7日 16時
