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side BLACK
「「今日はよろしくお願いします！」」
皆で先輩方の楽屋へ挨拶。
「っ、」
お辞儀をして頭を上げると少しクラっと来てしまい、若干声が漏れたが、先輩方が「よろしく〜」と返してくれたおかげで誰にも気付かれなかなかった。…と思う。
収録時間は2時間を予定されている。
なんとか体が持ってくれることを願うしかない。
順に特技やエピソードトークをするメンバー。
「…はぁ、」
少し辛くなってきた。
座っているものの背もたれの低いイスで、更には衣装は首が締まったスーツのような感じだから、身体が強ばる。
何より空調が丁度、俺に当たる位置。
秋だから特別寒いわけでも暑いわけでもないんだけど、スタジオは装飾でライトアップされていて少し暑いぐらいだから、冷たい空気が俺の前髪を少し揺らしていた。
かじかむ手を何度か握り、必死に耐えた。
「じゃあ続いては、メンバーカラー黒の松村北斗くん！」
何とも初々しい紹介のされ方だが、はい！と手を上げて、立ち上がる。
「っと、」
が、少しよろけてしまった。
皆が一斉にこちらを向いた。
「っ、ちょ、すみません。笑
緊張してます、めちゃくちゃ…
あの…きょーはですね。
得意の料理を、
披露させて頂きたいなと思いまして」
一生懸命に笑って、みんなも「なにやってんの(笑)」って突っ込んでくれて、なんとか笑いに持っていく。
ちなみにお客さんも観覧に来ているため、「可愛い〜」なんて声が聞こえてきた。
「はい、では、一旦止めまーす。
準備整えまーす。松村さんはコレを」
スタッフさんがエプロンを渡してきた。
受け取る手が少し震えていることには気付かないふりをして、スーツの上からそれを身に着けた。
「北斗、大丈夫か。体調、良くないの？」
樹がそう聞いてきて、平気。とだけ答える。
まだ何か言いたげだったが、スタッフさんが近づいてきて、今からの流れを確認する。
樹はもう何も言わなかった。
24時間テレビのときなんかほんとに俺のことがネットニュースにわんさか書かれてたから、ひな壇ゲストに来ている芸人さんなんかも知ってる人も多いとは思う。
先輩方はある意味身内だから、俺の病気のことももちろん知っているし、ジェシーや京本なんかはよくご飯に連れてってもらってるらしいから、きっと仕事の話をするんだろうけど、その時には話題に上がっているのかもしれない。
ジェシーが先輩と喋っていて、二人がこちらをチラチラ見ているのが分かる。
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あーちゃん(プロフ) - しおの磁石さん» コメントありがとうございます！また機会があれば、ですが、その時はまたご愛読いただけたらと思います！今後もよろしくお願いします！ (2019年11月26日 15時) (
レス) id: 3192e0410d (このIDを非表示/違反報告)
しおの磁石(プロフ) - 夢の中で、すごく好きです！もっともっと読みたいなと思いました！更新待っています！応援しています！ (2019年11月26日 12時) (レス) id: 003f63ad03 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 結月さん» ありがとうございます！今回は赤くんだけでしたが、今後は他のメンバーの心情も書けるといいなぁと思います、、機会があれば、の話ですが（笑）今後もよろしくお願いします！ (2019年11月26日 7時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - 夢の中で、すごく好きです！また読んでみたいです。更新頑張ってください応援してます！ (2019年11月26日 0時) (レス) id: c699b36789 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 夏ANAさん» コメントありがとうございます！ほくちゃん呼びをあんなにナチュラルにできるのは彼だけです（笑）応援嬉しいです！また覗きに来てください！ (2019年11月25日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年11月8日 10時
