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Side PINK
「大我っ！…おはよう。よく眠ってたね」
「じぇ、しー」
カスカスな声しか出なかったが、体の不調はほぼなかった。
「びっくりしたよ…もう大丈夫？」
高地がおでこに手を当ててきた。
なんなら高地の手は熱かったから、まだ、体温は高くないんだろうけど、
「…ちょっと、怠いけど……北斗は？」
樹も隣で、良かった。と声を漏らす。
「少し熱があるけど、大事では無いよ。
きょもには全部バレてるんだなって言ってたけど、何のこと？」
洗濯物の中から、俺の服を畳んで渡してくれる樹。
「昨日、撮影中、貧血が辛そうだったから。しかも、本人は無自覚というか。
昨日はほら。誕生日会？だっけ。相当楽しみが強いんだろうなって
だけど、こないだのアレルギーのこともあるし…お酒飲むなら、なんだか気になって。」
「で、まさか二人ともそろって傘忘れて、コンビニ寄って、豪雨の中歩いたわけね。」
返す言葉もないけど、本当は、傘は持ってたんだ。
俺は、電車で帰さなかっただけよかったと思ってるのに。
タクシーあんな状態だったら、電車止めるとこだったかもしれないし。
「…皆来てくれてありがとう」
ふと光るスマホを開けば、グループラインの通知がすごいことになっている。
「心配かけちゃったな」
北斗が助けを求める文書もあって、慎太郎が気付いたからよかったけど。
「俺も朝起きてびっくりよ。通知切ってたから」
「念のため後で病院行こう。どうせ北斗の検診入ってたからさ」
高地やジェシーが頷いた。
樹が口を開く。
「…まぁ焦ったよ、俺も。友達と飲んでて、車だせないからほんと心臓止まるかと思った。
俺、きょもが寝た後に来たんだけど、慎太郎と北斗号泣よ(笑)
そのまま俺が乗ってきたタクシー乗せようかと思った！
けど、まだ寒い寒い、布団から出れないって言うから朝まで待ったわけ。」
「え、ほんとに？覚えてないよ」
「それぐらい朦朧としてたってこと！…まぁ、でも、北斗のこと守ってくれたのはありがとう。
だけど、自分のこともちょっとは気にしてよね」
ジェシーがAHAHAと笑っている。
安心してまた眠気が襲った。
「で、聞きたいんだけど、きょもほくは相合傘してたってことでOK？」
慎太郎の声に声が漏れそうになった。
「え！？まじかよ言ってよ！北斗！」
「いや、京本が傘持ってくれただけだよ」
樹の声にみんなの笑い声。
そんな安心から愛を感じて、また意識が遠のいた。
fin
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あーちゃん(プロフ) - しおの磁石さん» コメントありがとうございます！また機会があれば、ですが、その時はまたご愛読いただけたらと思います！今後もよろしくお願いします！ (2019年11月26日 15時) (
レス) id: 3192e0410d (このIDを非表示/違反報告)
しおの磁石(プロフ) - 夢の中で、すごく好きです！もっともっと読みたいなと思いました！更新待っています！応援しています！ (2019年11月26日 12時) (レス) id: 003f63ad03 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 結月さん» ありがとうございます！今回は赤くんだけでしたが、今後は他のメンバーの心情も書けるといいなぁと思います、、機会があれば、の話ですが（笑）今後もよろしくお願いします！ (2019年11月26日 7時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - 夢の中で、すごく好きです！また読んでみたいです。更新頑張ってください応援してます！ (2019年11月26日 0時) (レス) id: c699b36789 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 夏ANAさん» コメントありがとうございます！ほくちゃん呼びをあんなにナチュラルにできるのは彼だけです（笑）応援嬉しいです！また覗きに来てください！ (2019年11月25日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年11月8日 10時
