暗闇の中で《リク》 ページ20
【番外編3】の《High Fever》4ページ目
新曲プロモーション生放送の日。
の設定となっております〜
読んでなくても問題ないですが
一応つながってます。
side PINK
楽屋に入ったのは一番かと思いきや、部屋は電気が消えていて、なのに見慣れた靴があって、少し顔がこわばる。
「おはよう。大丈夫…？辛いとこは？」
「…はょ……ごめん…風邪、じゃないと思うけど…
ハァ…頭痛くて…電気、付けていいよ」
「付けてたら辛いから消してたんでしょ。
気にしなくていいから、寝て」
マスクからはみ出す顔は真っ青だし、ジャンパーを着たまま、おそらく借りたんであろうブランケットに丸まり、少し震えながら凍えている北斗。
すぐに目を閉じて、眉に皺を寄せた。
元々、今日は午前中から各々ソロでお仕事があって、北斗は最近調子が悪いからオフだったんだけど。どうやって来たんだろ。タクシーかな？
こんなに早く来なくても良かったのにな…と思いつつ、俺は静かに荷物を置き、雑誌のアンケートを取り出した。
暫くすると皆もやってきて、元気な挨拶から、すぐに、「今日もか」なんて小声になる。
一度電気をつけて、北斗の様子を伺うことに。
「だーいじょうぶ。上手くやるから。そんな顔してんなよ…」
それでも北斗はそんなことを言う。
なんだか悲しそうで、体も辛そうだが、気持ち的にもかなりきてるんだろうなと思った。
なるべく、いつも通りの楽屋を心掛けた。
頭に響くと悪いな、と思いつつも、そのほうが俺ら自身も気持ちが楽だから。
「はぁっはぁっ…はぁっ、あっつい………」
リハ中スタジオの隅の方で腰掛けていた北斗だったけど、俺らも一緒に一旦楽屋に戻るはずが、中々立ち上がれないようだった。
寒いより良いかもしれないけど、顔は真っ赤で、熱が上がりきったんだろう。
頭痛は薬が効いてきたみたいだけど、もうフラフラで、歩けるような状態でもないから、車イスを用意してもらった。
「…ほんとに大丈夫なの？」
俺は隣りに居た樹に尋ねた。
「………次はドクターストップ、って…
…大丈夫なわけないよな…」
やると決めたらやると思うけど、と樹は複雑そうに肩をくすめて笑った。
「今日終わったら皆で北斗んち行こ。
どうせあんなんじゃ家も大変なことになってるぞ。」
高地が言った。
明日はオフ。
どれぐらいブリかも分からないぐらいの。
俺達は個人の仕事もあり、北斗以上に忙しかったから、家にもあまりお邪魔できてない。
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あーちゃん(プロフ) - しおの磁石さん» コメントありがとうございます！また機会があれば、ですが、その時はまたご愛読いただけたらと思います！今後もよろしくお願いします！ (2019年11月26日 15時) (
レス) id: 3192e0410d (このIDを非表示/違反報告)
しおの磁石(プロフ) - 夢の中で、すごく好きです！もっともっと読みたいなと思いました！更新待っています！応援しています！ (2019年11月26日 12時) (レス) id: 003f63ad03 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 結月さん» ありがとうございます！今回は赤くんだけでしたが、今後は他のメンバーの心情も書けるといいなぁと思います、、機会があれば、の話ですが（笑）今後もよろしくお願いします！ (2019年11月26日 7時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
結月(プロフ) - 夢の中で、すごく好きです！また読んでみたいです。更新頑張ってください応援してます！ (2019年11月26日 0時) (レス) id: c699b36789 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 夏ANAさん» コメントありがとうございます！ほくちゃん呼びをあんなにナチュラルにできるのは彼だけです（笑）応援嬉しいです！また覗きに来てください！ (2019年11月25日 23時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年11月8日 10時
