Rollin'【番外編10】

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Side BLACK


移植直後とかは免疫抑制剤の量も多くて、食事も飲酒もかなり制限あったけど、
体調落ち着いてからは、薬の飲み合わせで夜だけは飲酒も許してもらってる。
“付き合い”が大切な業界だから。



「1年間、色々あったねぇ」

「まぁ俺らバカレアん時から色々あるから」

「ははっ！笑
それ言ったらもっと前から色々あるよ、笑」


話題は必然とそんな昔話に。
高地、慎太郎、樹がそんなふうに笑って話す。


「その分、心配かけてきたけど、
沢山、支えても貰ったよね」


京本がこちらを向いてしみじみと言うもんだから、視線は感じていたけど、
俺はこっぱずかしくて、下を向いて、
目の前の立派なステーキを細かく切った。



「…こんなに沢山の人が、俺達のために集まってくれてるなんて、今でも信じられないよね、
ほんと、感謝ですよ」


なんて。誰より6人でもう一度と訴えていた人が言うもんだから、お酒のせいで熱くなった目頭がまたさらに熱くなる。


「また来年、…5年後10年後も、6人で。
こうして、なんか、また飲んでたいよね」



今日を生きることに必死な俺が言えることは、
ただそれだけ。



「エ、モ〜〜〜〜〜〜っ！」

はしゃぐ樹に笑う皆。



泣き笑っても憂いても
未来は強い光の方だ。



Fin







デビュー1周年、おめでとうございます！( ; ; )
SixTONESは最強です！
だってこの6人だから！！

2021/01/22
あーちゃん@ah_chan0618

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