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Side BLACK
聴診器を当てられてからの第一声は決まっている。
「最近変わったことはある？」
「来たの数日前だよ。
採血したときもそれ聞かれたのに」
「北斗くんにとっては毎日が変化でしかないだろ。良い意味でも悪い意味でも」
「ねぇ、ちょっとは明日から居なくなる俺を寂しがるとかないの？」
そんな俺達を横目にジェシーが笑う。
「まぁとにかくストレスは溜めないこと。
自分はそんなつもりなくても無意識に溜まってくからね。
それから、毎朝体温を測って、少しでも違和感があることは全部教えること。
あと三食バランス良く食べて、薬飲んだ報告も忘れずに」
「えーめんどくさい……
…現場入るときに測るし、37.5℃以上だったら撮影中止だもん。中止の連絡が入らなかったら無事だって判断してよ〜」
「だめだめ。熱出てからじゃ遅いんだから、」
「ちょっと先生！俺に対して厳しすぎない？他の患者さんにもそんなことしてるわけじゃないでしょ！なんで俺だけ？」
「まぁまぁ、北斗、落ち着こ。」なんて、
ジェシーが口を挟んできて、俺はため息をつく。
「………正直に言うならば、他の患者にはこんなこと言わないよ。責任があるんだよ。君に対して。
…それは何故かって、勿論、君がジャニーズのアイドルで、何度も何度も死にかけて、それでも今こうして生きてることがキセキだからだ。
幸運なことに、あれほど厳重な契約書を結んで診ている患者は他にいないから暇だしな。」
「……何それ。
俺、別にそんな…大した人間じゃないよ」
「遠くにいる間は、君の訴えがない限り、君の体の変化には気付けない。
そして、医者という無力な生き物は気付けた時にしか治療ができない。
そのときにはもう手遅れの場合だってある。
……君を死なせない約束を世界中の人と結んだ。
その約束を守れるかどうかは、北斗くん次第だよ」
ずん、と重いものが肩にのしかかる。
黙りこくった俺の背中をそっとジェシーが擦ってくれた。
「……なんて格好をつけたことを言ったが、友人として、君の顔が見れない間だけでも毎日連絡がほしいから、よろしく頼むよ。
これは今回の検査結果と処方箋ね。」
黒田先生はいつもの封筒を俺に差し出した。
「……ねぇ、ほら、応援ないの？行ってらっしゃいとか」
「毎日連絡が来るんだからわざわざ要らないだろ」
「ねぇーえ！もう！」
ちょっと良い人だなぁと思ったからこれなんだから。
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あーちゃん(プロフ) - マイラさん» コメント、ご愛読ありがとうございます🥰私にとっても大好きな作品なので、たまには更新できるように頑張りますね✨ありがとうございます！ (2022年8月21日 11時) (
レス) id: b62bd82bc0 (このIDを非表示/違反報告)
マイラ - Rollin'シリーズ大好きなのでたまに更新された通知がくると嬉しいです!!これからも楽しみにしてます。頑張ってください (2022年8月21日 0時) (レス) id: 247892270a (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 佑妃奈さん» ご愛読ありがとうございました😳コメントとても嬉しいです💌はい！またフラッと更新しますので(笑)お付き合いよろしくお願いします✨ (2022年4月16日 15時) (レス) id: b3f31bb09f (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます😊気づくのが遅くなってしまいました(ó﹏ò｡)💦💦また更新される時を楽しみにしてます！！ (2022年4月16日 13時) (レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - サンリオさん» コメントありがとうございます！またふらっと更新すると思いますので、今後も応援よろしくお願いします(^^) (2020年9月17日 8時) (レス) id: d58af8230a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2020年6月18日 0時
