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私の為に _____________
情緒の上がり下がりが激しく、口も悪いし、限度を知らない彼
いつしか私がしっかり見てあげなきゃって思う様になっていた。
だけど 、違うんだ
いつも助けてくれていたのは彼の方で、
私
「……最低だ」
春「もういいわ」
「ッまって、私、ごめん……なさい」
春「今更なんだよ」
「私、ッ自分のこと過信しすぎてた。全部全部春千夜がいてくれたからこそなのにッ……本当にごめんなさい。」
「これからは気をつけるから、」
堪えていた涙が次から次へと溢れ出る
春「……何泣いてんだよ」
「ごめん、ッ ……嫌いにならないで、」
自分でもビックリするぐらい感情が溢れていく
春「はぁ」
少しの間沈黙が流れ、部屋には私の嗚咽だけが部屋に響く
「好き、ッ大好きだよ」
春「……ずりぃんだよクソ」
彼の香水の匂いがフワリと鼻をかすめた
同時に引き寄せられる身体
春「もう俺の知らない所で危ない目に合うんじゃねぇ」
「……ありがと」
春「別に」
「好き」
ぎゅっと抱き締めた手をキツくする
それに応えるように私の頬に伝った涙を拭う彼
春「うるせぇ馬鹿女」
春「…… 俺も好き だよ 。」
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作成日時:2021年10月3日 9時