「誰にでもスキだらけ」/ 神楽亜貴 ◆ ページ4
＊REQUEST-慰安旅行のはずなのに-
「むすべない〜(泣)」
ツインテールにしたいのか両手で髪の毛を押さえて目を潤ませている４歳の娘。
A「ちょっと待ってね。パパがやってくれるから。」
「ぱぱぁああ〜〜、」
神楽「はいはい、こっちおいで。今日はどのリボンがいいの？」
「ん〜、これ！」
神楽「いいね。僕もこれがいいと思ってた。」
さすがデザイナーの娘。
４歳にしてお洒落をしっかり身につけている。
そんな親子のやりとりを微笑ましく横目に見ながら私の準備を進める。
どのリップがいいかな、なんて色を選び決まった色を付けようと肘をつき鏡を見る。
「まま〜〜〜！できた！ぱぱにやってもらった！！！」
A「あぁあ…っ！！」
その瞬間、後ろからいきなり抱き着いてきて、その反動でリップが唇から思いきりずれてしまった。
慌ててティッシュペーパーでリップをふき取る。
ああ、ファンデーション取れちゃった…。もうすぐ家出る時間なのに…。
「まま？」
A「ああ、ごめんね。可愛くなったね。ツインテールもそのリボンも可愛いよ。」
「えへへ。」
照れて笑うその姿は亜貴くんそっくりで優しく頭を撫で、再び自分のメイクに戻る。
神楽「A、何してんの？もうそろそろ家出る時間。」
A「ごめんなさい！ちょっとリップが…、あ、ファンデもだ。」
神楽「ちょっと、なに？」
呆れたようにファンデーションを手に取るとヨレたその部分を当たり前のように直す亜貴くん。
A「え」
神楽「ちょっと今口もと直しているんだから喋らないで」
A「はい。」
「ままもぱぱにおしゃれしてもらってる♪」
どこか嬉しそうに亜貴くんが作ったクマのぬいぐるみを抱いている娘。
まさか、それ持っていくつもりじゃ…。
神楽「リップ、これにするの？」
A「うん。変かな？」
神楽「いや、いいんじゃないの。」
スパチュラで削りブラシでリップを馴染ませる。
神楽「……。」
A「んっ、」
その時、ふわっと触れるだけのキス。
「〜〜〜ぱぱとままっ♡♡」
A「亜貴、くん。」
神楽「さ、リップ塗るよ。」
余裕な笑みを浮かべ私にリップを施す。
結婚して、子どもが生まれても
いつまでもこんなにドキドキさせられて。
神楽「おっけ。さ、行こうか。」
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水無月のぞみ - ヒロインの名前が、たまに『玲』になってるから直して下さい。変えられないと夢小説じゃないからね。 (2022年3月14日 5時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
鮎川あぐり(プロフ) - アニメLOVEさん» こんにちは。かしこまりました♪ (2020年9月27日 17時) (レス) id: 0e01340885 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE(プロフ) - リクエストで、槙くんと子育てお願いします。子供は二人で (2020年9月27日 10時) (レス) id: 5ecae8dc9e (このIDを非表示/違反報告)
鮎川あぐり(プロフ) - アニメLOVEさん» 槙くん、かしこまりました♪ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 0e01340885 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE(プロフ) - リクエストで、槙くんとラブラブしてほしいです！出来たらでいいのでよろしくお願いします (2020年9月19日 2時) (レス) id: 5ecae8dc9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鮎川あぐり x他1人 | 作成日時：2020年5月12日 2時
