「To Revel」５ ページ24
＊
昼食を食べ終え、近くの観光スポットにやってきた。
小さい頃は海外に行くことがほとんどで、こういう場所には来る機会がなかったけれど、Aと結婚してからは多少増えた気がする。
A「涼しいね〜」
♂「うんっ」
少し前を歩くAと息子のやり取りにほんわかしながら、さらにその先にいる羽鳥と娘に目をやる。
♀「はーくんっ♡」
羽鳥「なんでしょう、お姫様。」
♀「うー…っ、」
ほっっんと、羽鳥はッッ！！！！！
A「亜貴くん…？」
神楽「うん？」
A「どうかしましたか？」
何か違和感を受け取ったのか、心配そうな表情で歩幅を小さくし、僕の横に並んだ。
神楽「ん、何にもないよ。」
A「…それなら、よかったです。」
♂「ぱぱ、おげんきないの？」
神楽「ん？そんなことないよ。ごめんね」
Aの胸の中にいる息子を自分の元へ寄せ、ぎゅっと抱きしめる。
♂「あきゃっ、♪」
神楽「んーーー。…かわいいっ、」
息子は笑った顔がAによく似ている。あと姿勢も良い子になる気がする。
僕が抱きしめれば、嬉しそうに抱きしめ返してくれる。性格までAそっくりだ。
無意識に出た愛言葉にAが少し吃驚しているように見えた。
A「亜貴くんが、デレるなんて…、珍しいですね…」
神楽「ちょっと何。子どもに”可愛い”なんて誰だって言うでしょ」
A「あ、あの…それを私にも、、ぜひ、」
神楽「却下」
A「で、ですよね…」
犬の耳が見えるくらいわかりやすくしょんぼりした姿を見せたかと思えば、急に僕の手をぎゅっと取り握ってくる。
A「じゃ、じゃあ…、これで…。」
神楽「ちょ、ちょっと僕子ども抱えているんだけど…っ！」
A「だ、だめですか…？」
神楽「ダメ、じゃないけど…」
少し重くなった腕にさらに力を入れ、繋がれた手にも力を込めた。
A「亜貴くん、最近仕事でお疲れでしょうからリフレッシュしてくださいね！」
神楽「それはキミもでしょ。」
再び、繋がれた手は、温かい。その温もりを冷まさないように。
神楽「…たまには、みんなで、こういうのも悪くない、かも…」
A「ふふ、私も同じこと思っていたところです。気が合いますね」
神楽「そ、そんなの当たり前でしょ…っ。」
fin.
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水無月のぞみ - ヒロインの名前が、たまに『玲』になってるから直して下さい。変えられないと夢小説じゃないからね。 (2022年3月14日 5時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
鮎川あぐり(プロフ) - アニメLOVEさん» こんにちは。かしこまりました♪ (2020年9月27日 17時) (レス) id: 0e01340885 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE(プロフ) - リクエストで、槙くんと子育てお願いします。子供は二人で (2020年9月27日 10時) (レス) id: 5ecae8dc9e (このIDを非表示/違反報告)
鮎川あぐり(プロフ) - アニメLOVEさん» 槙くん、かしこまりました♪ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 0e01340885 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE(プロフ) - リクエストで、槙くんとラブラブしてほしいです！出来たらでいいのでよろしくお願いします (2020年9月19日 2時) (レス) id: 5ecae8dc9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鮎川あぐり x他1人 | 作成日時：2020年5月12日 2時
