「身分違いの恋？」/ 神楽亜貴 ページ3
＊＊
育休も明けて仕事に復帰して、そんなある日、
関さんから羽鳥さんへの書類を届けてほしいと頼まれた。
関「悪いね、今日はそのまま直帰でいいから」
A「いえ。それでは行ってきます。」
羽鳥さんにLIMEで伺う旨を伝えると時間を取ってくれるようですぐに返事が来た。
それを確認し、保育園に娘を迎えに行ってからそのままＨ＆Ｏホールディングスの本社へ向かった。
A「あれ、槙くんに亜貴くん…？」
羽鳥「Aちゃん、いらっしゃい。」
槙「さっきまで羽鳥に用事があって。俺達はもう帰る」
神楽「キミは？」
A「関さんから羽鳥さんに書類を預かっていて。それを届けにきたところ。今日は直帰でいいって。」
神楽「そう。それなら待つよ。僕も今日はもう仕事ないし。」
.
それからその場で羽鳥さんに書類を渡して。
その間娘は亜貴くんにお願いをしていて、様子を確認するといつの間にか亜貴くんの後ろにいて彼のズボンをぎゅっと掴んでいた。
羽鳥「ふふ、可愛いね。こっちにおいで？」
羽鳥さんはそんな娘に視線を合わせてニコっと笑った。少しだけ頬を赤く染めて服を握る強さが増す。
神楽「ちょっと羽鳥、娘にまでそう顔するのやめてくれる？羽鳥のところになんていかなくていいよ。いくなら慶ちゃんのところに行きなさい。」
A「あはは…。」
槙「羽鳥は相変わらずだな。」
相変わらずの羽鳥さんと亜貴くん。
羽鳥「そのリボン、神楽が結ってくれたの？」
「うん。」
緊張しながらも小さく頷く。
羽鳥「そっか。よく似合ってるよ。もっと近くでみたいな？」
神楽「はあ、あのね。こういう悪い男に騙されちゃだめだからね！」
亜貴くんの声なんてまるで届いていないかのように羽鳥さんが娘との距離をぐんぐん詰める。
ぎゅっと亜貴くんの服を握っていた力は次第に弱まり、緊張しながらも一歩前に出た。
そんな娘の姿に、さらに優しい笑みを向ける羽鳥さん。
羽鳥「綺麗だよ。お姫様。」
「はと、りしゃん…っ。」
手を差し伸べた羽鳥さんの手のひらにちょこんと自分の手をのせた娘。
神楽「……。」
A「初恋、羽鳥さんに奪われちゃったかもしれませんね？」
神楽「ちょっとやめて！！！」
槙「(笑)」
だって、羽鳥さんだもん。
fin.
「誰にでもスキだらけ」/ 神楽亜貴 ◆→←「きみの心に触れさせて」/ 夏目春
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水無月のぞみ - ヒロインの名前が、たまに『玲』になってるから直して下さい。変えられないと夢小説じゃないからね。 (2022年3月14日 5時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
鮎川あぐり(プロフ) - アニメLOVEさん» こんにちは。かしこまりました♪ (2020年9月27日 17時) (レス) id: 0e01340885 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE(プロフ) - リクエストで、槙くんと子育てお願いします。子供は二人で (2020年9月27日 10時) (レス) id: 5ecae8dc9e (このIDを非表示/違反報告)
鮎川あぐり(プロフ) - アニメLOVEさん» 槙くん、かしこまりました♪ (2020年9月19日 9時) (レス) id: 0e01340885 (このIDを非表示/違反報告)
アニメLOVE(プロフ) - リクエストで、槙くんとラブラブしてほしいです！出来たらでいいのでよろしくお願いします (2020年9月19日 2時) (レス) id: 5ecae8dc9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鮎川あぐり x他1人 | 作成日時：2020年5月12日 2時
