【クレヨンしんちゃん】爆睡！ユメミーワールド大進撃！ぷらす (ページ10)

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サキに質問責めをする男の子達に見かねたよしなが先生が中に割って入った。

よ｢こらこら。もうよしなさい！サキちゃんびっくりしてるでしょ！？｣

サ｢びっくりなんかしてないよ。いつものことだから｣

冷静に言ってサキは男の子達の方を向いた。

サ｢お友達になりたいの？｣

うんうん！と男の子達が頷いてマサオくんが一歩前へ出る。

マ｢あの！これ良かったら読んでよ！｣

とサキに自作の漫画の原稿用紙を渡す。

マ｢僕、将来マンガ家になろうと思っててさ｣

サキは無言で原作を受け取った。

一方、席を立ったネネちゃんが男の子達の後ろで聞こえるように大きく呟く。

ネ｢あーなんだかマンガが読みたい気分。どこかに無いかなーマンガ！｣

マ｢本屋さんで買えば？山ほどあるよ｣

ネ｢う……｣

振り向いたマサオくんが冷たく言い放つ。

次は風間くんがサキの前に出て原稿用紙を奪うとマサオくんに突き返した。

風｢僕は政治家になるんだ！よかったら僕と日本の未来について語り合うよ｣

と、インテリ風にアピールをする。

ネ｢ネネも気になるぅ！特に年金とかぁ～｣

すかさずネネちゃんが笑顔で擦り寄るが

風｢報道ステーション見れば？わかりやすいよ？｣

と、笑顔虚しくもまた冷たく対応された。

ネ｢そ…そう……｣

その隙にボーちゃんがサキの前へと出たかと思えば

ボ｢この石。キレイ｣

両手を広げてキラキラと緑色に輝く石をサキの前に差し出した。

ボ｢サキちゃんに……｣

ネ｢キャ～♡キラキラしてる～♡｣

横から手を出してくるネネちゃんをボーちゃんはひょいとかわす。

ボ｢道に落ちてる。拾えば？｣

ネ｢は…はい……｣

普段のボーちゃんからは考えられない塩対応にネネちゃんが引っ込むと。

ドンッ！

と誰かがネネちゃんの背中を押した。

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