【クレヨンしんちゃん】爆睡！ユメミーワールド大進撃！ぷらす (ページ3)

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し｢ふんふふん、ふんふふん…｣

暗闇の中でしんのすけがななこお姉さんとのキスを待っている。

が、いつまでたっても唇の感触は伝わってこない。

ガマンできずに目を開けるとそこにななこお姉さんの姿はなかった。

し｢あれ？ななこ？｣

キョロキョロと辺りを見回すが暗闇が広がっているだけだ。

すると足元に小さな玉が現れた。

し｢お？｣

やがて玉はどんどん大きくなりしんのすけの倍くらいになったところで成長を止めた。

しんのすけはその上に玉乗りをしている状態だ。

やがて遠くに同じような光の玉が浮かび上がる。やはり誰かがその上に乗っていた。

次から次へとシャボン玉のように増え始める玉にはひろしやみさえ、ひまわりもが乗っている。

しんのすけやひまわりら子供が乗った玉は大きいけれど、ひろしとみさえらが乗った玉は小さくバランスをとるのが難しそうだ。

上空に浮かんだ無数の玉の様子をシルクハットにマントを羽織った男が満足そうに眺めている。

男の隣にはドレスを着た小さな女の子と、右腕に包帯を巻いた少女が寄り添っていた。

夢｢ユメミーネット起動成功｣

男がそう呟くと、包帯の少女が女の子の頭に優しく手を置いた。

『これで安心よ……サキ』

女の子は何も言わないままドレスの裾をギュッと掴んだ。

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