【刀剣乱舞】三条、五条の世話係 参

14-2【鶴丸ルート】 ページ40

ーーー鶴丸「わっ！どうだ！驚いたか？」

ーーー鶴丸「いや、すまんすまん。そう怒らないでくれ。ほら、主から大福をもらってきたんだ。これで機嫌をなおしちゃくれないか？」

ーーー鶴丸「ははは、姫さん、口元に粉がついてるぜ」

ーーー鶴丸「ん？姫さん……少し太った？」

ーーー鶴丸「前の姫さんは可愛かったけど、今の姫さんはちょっと…」





うわああああああああ！！


ガバッ！


ハッとして辺りを見回すと、朝日が障子越しに差し込んでいた。チュンチュンと小鳥が鳴く声もする。


『…なんだ、夢か』


まさか、夢に鶴丸が出てくるとは。

…そういえば、鶴丸に太ったことを指摘されたんだったか。

『…』


夢みたいに、太ったから可愛くないとか、思われてたらどうしよう。

想像すると凹む。



はあ〜、とため息を一つついたあと、頰をぱん！と叩いて気を引き締める。

朝の支度のため、寝間着をしゅるりと脱いだ。


………。

お腹の肉をつまむ。

あまり、体型が変わったようには思わないんだがなあ。

しかし、体重計の数値が明らかに上昇しているのも事実。

もしかしたら、徐々に変わっていくせいで、自分では気づけないだけなのかもしれない。

着物はいいな。


体型を見事にカバーしてくれる。



ハハハ、と乾いた笑いが漏れた。



今日も、本丸の皆にバレぬよう頑張るか。

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